裁判で1番大事なのは欠席しないこと

2017年11月8日

午後から金沢簡易裁判所へ。

 

何やら大きな刑事裁判があったようで、ものものしい警備。緊張感のある厳しい視線を避けるようにして、その奥の法廷へ。

 

私も、今日はちょっと緊張。

 

依頼者さんの原告が傍聴席に。

 

「裁判長、異議あり!」とは、言いませんでしたが。

 

被告側に見知った弁護士先生が。

 

30分ほどで、第二回期日は終了。次回期日は6週間後。

 

ロビーで傍聴席にいた原告と次回までの打ち合わせをして、事務所へ。

 

 

事務所に戻ると、電話が鳴る。

 

とある業者に訴えられて、期日が9日後と迫っており、答弁書を書いて欲しいという依頼。

 

すぐに事務所に来てもらい、訴状に目を通す。

 

・・・・・・・・・・

 

時効援用すれば勝てる。

 

すぐに受任して、うちの敏腕司法書士くんに書類を手渡す。

 

私はと言うと、続いて完了登記書類を取りにご来所下さった依頼者さんと雑談している。お土産に頂いた「栗ふくさ」にニヤニヤしながら、お気楽に。

 

その間に、カタカタとキーボードを叩き、答弁書を作る、敏腕君。

 

帰られると、

 

「出来ました!」と答弁書を持ってくる敏腕君。

 

「勝てるかね?」と偉そうな私。半笑い。

 

「はい、勝てます」と敏腕君。

 

「よっしゃ、じゃあチェックしよう(笑)」と私。

 

すぐに、静岡の簡易裁判所に郵送。

 

ここで大事なポイントがあります。

 

今回、時効期間5年が過ぎているのに、業者は裁判を起こしています。裁判って怖いなって思って、無視して欠席しちゃうと、業者の主張を全部認めたことになり、請求金額まるまる払うという判決が出てしまいます。それをちゃんと時効を主張(援用)しますという答弁書を期日までに出すことで、裁判に勝てるのです。おそらく原告は訴えを取り下げます。

 

1番大事なのは、無視しないことです。

 

2番目に大事なのは、所長が雑談している間にも書類を作成してくれる優秀な司法書士たちがいる事務所を選ぶことかな?

 

 

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債権回収も司法書士の仕事

2017年11月6日

決済性のある登記仕事は、比較的月の半ばから後半にかけて集中するので、前半は比較的ヒマである。

 

とはいえ、登記に限らない総合司法書士法人を目指しているうちとしては、この時期は、裁判所関連の業務に力を入れる(私は)。

 

という訳で、内容証明を書いたり、受任している訴訟の準備書面を作成したり、相手弁護士さんと和解交渉したり、和解が成立しているが分割弁済の返済の有無を確認したり、債務整理(個人再生)の書類を作ったりと中々忙しい。

 

入金がないと、

 

おいっ どないなっとんねん?

 

とは言いませんが、催促していきます。

 

債権回収も大事な仕事の1つです。

 

 

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