“煩悩”の言い換え募集中です

2022年2月7日

金沢では、やはりシーズンに最低1回は雪かきが必要な時があります。

 

こんなとき、あゝ関東や関西の冬の青空が羨ましいなと思うものです。

 

この週末やはりそんな雪が積もったものですから、日曜日の午前中、明日の月曜日に備えて雪かきでもしておこおうと事務所に来ました。まあ、徒歩3分です。

 

 

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えっ!?

 

分かります? 事務所前の駐車場のアスファルトが見えているでしょう?

 

そう、雪かき終わってるんです。

 

もう1度言いますね。日曜日の午前中です。

 

こんなことするのは、ほぼ99% いや100% うちの司法書士くんの仕業です。

 

金沢の冬も棄てたもんじゃないでしょ?

 

同業者や隣接士業の方たちとの飲みの席なんかで、うちのスタッフたちの仕事ぶりを話すことがあります。すると、必ずと言っていいほど羨ましがられます。

 

司法書士くんの誠実さだったり、事務員さんの能力の高さだったり。

 

誇らしくて嬉しくてたまりません。

 

 

でね、

 

「煩悩」って言葉を聞いたことあるでしょう?

 

どんなイメージを持ちます?

 

ここでも度々出てきますが、私、浄土真宗のお寺の副住職でもあるんですね。

 

煩悩って、とっても宗教ちっくというか、仏教ちっくな言葉だなって思うんですよね。

 

つまり、一般の人からすると、聞いたことあるし、何となく分かるしっていう言葉なんですが、すっと入ってこない言葉じゃないかなって私なんかは思うんですよ。

 

それで、煩悩って言葉を使うとき、すぐに言い換えを試みるんですね。

 

何て言い換えたら、一般の人にすっと受け入れられるんだろう? 募集中です。

 

今のところ、”なんかこう心をざわざわさせるもの”って言い換えてます。私。

 

仏教では、人の苦しみの原因はこの煩悩にあるって考えています。そしてそのことを知っておく。

 

病だったり、老いだったり、死だったり、別れだったり、これらが苦しみだってことはすぐ分かるんですよね。

 

それより身近なものとして”妬み”つまり人と比べるという煩悩。羨ましいってやつ。

 

特に今、SNSで結構身近な人のキラキラした様子が見えちゃうんですよ。

 

すると、羨ましくて、妬ましくて、苦しいんですよね。

 

これが、私もああなりたいな、よし彼や彼女のやり方を真似て私もあの位置に行こうっていうモチベーションになればいいんですよ。

 

そうではなくて、自分が苦しくなるようなら、そこから離れるというのも手ですよね。見ない、聞かない。

 

この苦しさ、この気持ち悪さの原因は、自分の嫉妬にあるんだって分かってるなら、離れたらいいってことです。

 

そのキラキラした人に失敗を願うくらいなら離れたらいいということです。

 

キラキラした人はその瞬間確かにキラキラしているかもしれません。承認欲求が満たされているかもしれません。

 

でも、その瞬間以外は悲しいこと、苦しいことあるんじゃないですかね。

 

視点を変えて見るって大事じゃないかな。

 

自分の心を守るためには。

 

そうそう、今朝、出勤したときにうちの司法書士くんに聞いてみたんですよ。「昨日、事務所の前雪かきしたの〇〇さんでしょう?」って。

 

「はい」 と照れ臭そうに。

 

「何時に来たの?」 「6時くらいでした」

 

もう1度言いますね。昨日は日曜日です。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ煩悩ブログ~

 

 

 

 

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