先日、ホテルで開かれたとある懇親会にて。
たまたま隣りに座ったのが、弁理士をしている同級生。
「弁理士事務所って翻訳業務も多いよね? どうしてるの?」
「プロに頼むことも多いんだけど、事務所内等内内のものは翻訳アプリを使っているよ。それで大まかには理解できるよ」と。
今日は、在日韓国人(帰化後死亡)の相続登記の準備。
手元には帰化後の日本の戸籍、帰化前の韓国戸籍も揃っている。
後、必要なのは韓国戸籍の翻訳。
有料でプロに頼んでもよかったんですけど、
「内内なら翻訳アプリでも・・・・・ 大まかには・・・・・」
相続登記に使う翻訳は司法書士がやっても構わない。
戸籍の文言は定型的。
戸籍に沢山の情報は載っているが、必要なのはその人の相続に関する部分のみ。
相続登記で戸籍を提供するのは、相続人の確定である。それが分かりさえすればよいのだ。他に相続人はいないよってこと。
ということで、1番名の知れた翻訳アプリをダウンロード。
韓国戸籍にスマホカメラをかざす。
瞬時に日本語に置き換わる。明らかな誤字は訂正。これまで何度も在日韓国人の相続登記をやっているので、参考資料(戸籍等や翻訳)を参考にしながら、大まかからちゃんとしたものに修正していく。
いい時代だ。
~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ相続ブログ~