大阪の司法書士事務所経営者さま

2026年4月26日

うちの司法書士村上(旧姓松本)莉穂が4月30日付で退職します。

 

結婚を機に、ご主人と大阪に引っ越すことになりました。

 

おそらく、5月中には、就職先として新しい事務所さんを探すと思います。

 

彼女が面接に来た事務所さんはラッキーです。

 

先生、いま先生の頭の中にある給料の2倍を出しても損はありません。絶対。私が保証します。

 

まあ、採用して1か月もすれば、私が嘘をついていないことが分かると思います。

 

弊所が彼女と出会ったのは昨年の1月ごろだったと思います。

 

当時、うちの司法書士が産休・育休に入ることからこのブログで代替要員として司法書士を募集しました。

 

最初に応募の連絡をくれたのが彼女でした。

 

即採用。

 

人手が欲しかったこともありますが、実際、一緒に働いてにみないと分かりませんからね。お互い。

 

ちょうど、3月1日から今の場所に事務所を引っ越す予定でしたので、そのタイミングで来てもらうことに。

 

4月になるころには、もうずっとうちで働いて欲しいなと思っていました。何なら、うちの法人を、少なくとも金沢事務所を継いで欲しいとさえ思いました。

 

仕事が出来るか?出来ないか?ってその人の「優しさ」だと思うんですよね、わたし。「想像力」と置き換えてもいいし、「気配り」と置き換えてもいいかな。

 

その点、彼女は完璧です。

 

司法書士は多くの書類を作り、他の司法書士がチェックする機会が多いんですが。他の司法書士がチェックしやすいように書類の準備をするって優しさだと思うんですよ。

 

出来た書類にお客様から押印頂くこともいのですが、その送り方、押印方法、アポの取り方、どれも素人である相手側に立てる想像力が必要です。

 

私のところに上がってくるまでに、自分で調べ、求める判断は最小限にしてくれる気配りができます。

 

他のスタッフをフォローする余裕もあります。

 

言葉遣いも美しく、淀みがない。

 

ここまで書いていて、やっぱり手放したくないなと思う私がいます。

 

でも、うちの事務所はカルペ・ディエムなんです。「いまを生きる」をモットーにした事務所なんです。

 

彼女の結婚・転居という大きな選択を全力で応援する側でいたいと思います。

 

彼女が面接に来た事務所の所長さん、

 

心から羨ましい。即、採用することをお勧めします。他の事務所さんにとられないように。

 

司法書士を必要としている事務所さん、

 

今すぐ彼女の目にとまるような求人を出すことをお勧めします。私はこのブログでしたが。

 

“Carpe Diem”

 

莉穂さん、あなたの選択は間違いじゃない。

 

お幸せに!

 

「骨になってしもうたか」

2026年4月16日

 

「骨になってしもうたか」

 

ご遺骨を胸に抱いたお父さんの口からもれた言葉。

 

この日曜日の夜、自宅で夕食を終えた私の携帯が鳴る。画面には病院の文字。

出なくても内容は予想できた。

 

被後見人さんが亡くなったのだ。

 

昨年の夏に癌が発見された。積極的な治療ができないと医師に告げられた。

 

本人は施設で生活をする希望を持っていた。

 

しかし、体に器具を付けられた後は、看護師が常駐していない施設で生活することはできないと、晩秋のころに緩和ケアのできる病院に転院することに。

 

その際、年を越すことは難しいと医師に言われた。

 

本人さんは10代で親元を離れ金沢市の施設で暮らしてきた。実家は金沢から120㎞離れた輪島市の山中。90代になるお父さんが一人で暮らしている。

 

できるだけ本人の希望を叶えてあげて欲しいという要望もあり、おじさんのご協力も得て、金沢の病院にお見舞いに来てもらえた。60代の息子と90代の父。片道車で3時間近くかけて来られたであろうに、10分ほどの面会。会話らしい会話もない。

 

これで最後ということから、その日が来たら、輪島市から迎えにくることは難しいだろうから、成年後見人である弊所代表の私が、火葬しご遺骨をお届けすることをお約束して別れた。

 

医師の見立ては良いように外れて、桜が散っても、本人さんは生きていた。

 

退所した施設の方もプライベートな時間を使ってお見舞いに来てくれた。

 

最後と言っていたお父さんにももう一度お会いすることができた。やっぱり10分ほどだったけど。

 

他人のことは言えない。最後の1か月ほどは毎日顔を見に行った私もやっぱり10分ほどの会話。いや、5分ほどだったろう。

 

病院からの電話に出た後、すぐに病室に向かう。医師も来られて死亡確認がなされる。看護師さんから病院には2時間くらいしかいられないということで、すぐに葬儀屋さんに連絡。1時間ほどで来てくれるそうだ。

 

服を整え、お顔をきれいにしてくれている間に、病室の荷物の片づけをする。

 

葬儀屋さんと病院を後にして、セレモニーホールに向かう。火葬は翌々日の朝10時と決まる。

 

斎場に施設のスタッフの方々もお別れに来てくれた。

 

仕事が好きでした。お見舞いに行く度に、ここを出たらまた働きたいとずっとおっしゃっていた。

穏やかな方でした。スタッフみんなに好かれていました。

 

70分後、骨になった本人さんを箱に収めて、輪島に向かいます。

 

金沢より少し寒い輪島は、まだ桜が咲いていました。

 

おじさんを通じて、息子さんが亡くなったことは伝えてあります。

 

お父さんにご遺骨を渡します。病室で撮ったツーショットの写真も。

 

胸にご遺骨を抱いたお父さん。くしゃくしゃな顔。

 

 

司法書士はとても地味な仕事だと思っています。

 

でも、ときどき、いい仕事だなって思うときがあります。

 

弊所には若い司法書士もいます。

 

いい仕事だなって思ってもらえたらいいなって思います。

 

 

 

~石川県金沢市が繋ぐ成年後見ブログ~

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