午後から、リフォームトラブルの訴訟代理人として簡易裁判所に。
受付け備付の法廷の予定表に目を通す。
もちろん弁護士バッジを付けておらず、司法書士バッジも付けていない。
まあ、司法書士バッジを付けていても、あれが司法書士バッジと認識してくれる人がどれだけいるか?
受付の女性。
「分かります?」
・・・・・・・・・
「ハイ、〇〇法廷のようです」
「〇〇法廷は2階だから、まだ時間あるよ、あちらにほら自動販売機があるから」
・・・・・・・・・
「ありがとうございます」
消費者金融への過払請求訴訟のブームが過ぎ去り、司法書士の訴訟代理人としての関与率は下がってる聞く。
それでも、私は、求められるなら簡易裁判所の法廷に代理人として立ちたいと思う。
とりあえず、自動販売機でジュースは買わず、法廷へ。
開廷15分前。
時間があったので、お隣の法廷の予定表を見ると、書記官に見覚えのある苗字。
小っちゃな小窓から覗いて見ると、高校までの同級生が黒い服来て、裁判官の前に座っていた。一段低いとこ。まじめな顔をして。
頑張ってるなって、嬉しくなりました。
よっしゃあ、俺も頑張るかあ!
と意気込んで、隣の〇〇法廷へ。
裁判官が入って来る。
目が合う。反対側の被告席に目をやる裁判官。
裁判官「あれ、被告代理人欠席なの?」
書記官「あっ、ハイ」
(・・・・俺の意気込みは?)
日本の裁判は、口頭主義を取っているが、実質書面のやり取り。欠席しても答弁書を出していると陳述したものとみなしてくれる。これを陳述擬制っていう。
じゃあ、陳述擬制ということで。
裁判官「せっかく、原告代理人は来てくれてるので2・3質問しようかな?」
そんな感じで簡単に第一回目の期日は終了。
次回期日を決め、それまでに準備して欲しいことのレクチャーを受ける。
先にも言いましたが、求められるなら訴訟代理人やっていこうと思っています。その前提として幅広く法律相談を受けていこうと思ってます。
この同時刻に、登記書類を作成・申請してくれている、成年後見人としてソーシャルワーカーと相談してくれている、敏腕司法書士たちに囲まれているので。
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