分割弁済完済にみる借主の良心

2019年12月2日

今は、預金の出入りは、スマホのアプリでチェックする時代。

 

本日、確認すると、〇〇〇〇、15,000円入金の文字。

 

 

話は2年以上前に遡る。

 

個人間でのお金の貸し借りの相談を受ける。

 

貸したことは間違いないが、親しい間柄で、証拠と呼べるものが少ない。

 

とは言え、訴訟も前提に、貸した方から受任。

 

内容証明郵送から始まり、任意の交渉を進める。

 

借りた方も、証拠ないだろうとか突っぱねる訳ではないが、一括で返済することは難しいということで、分割で返済する内容で和解が成立。

 

和解書を作成し、当事務所の管理口座に毎月返済することに。

 

それを毎月確認し、定期的にうちの成功報酬を差し引いた額を、依頼者さんに入金していく。

 

ときに支払が滞りつつも、当初の約束からは時間がかかったが、本日完済。

 

依頼者さんに最後の入金。

 

「長らくお世話になりました」という言葉も頂けました。

 

借りたものを返すのが基本。

 

ちゃんとそれを守った人を私は尊敬します。

 

ときに厳しいことを申し上げることもありますが、本当に尊敬します。

 

和解は、債権回収は、その良心にかかっている部分が大きいと言えますね。

 

長らく、おつかれさまでした。

 

 

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