以前、10月に寺の住職の資格を取るために5日間の教師習礼(前期)に行ってきたという話をしましたが、
この前期というのが話の肝でして、
というのも、別の仕事をしているとなかなか10日間の通期の習礼は受けられず、どうしても前期・後期に分けざるを得ない。
そうなると、そこに集まってくる人たちも基本的に別の仕事を持っている人が多い。
その前期の間には参加者たちによる対話の時間がありました。
私の班(ちなみになぜか私は班長)の人が、「金氏さんは、聴く仕事をされていますよね?」とふいに言いました。
ドキッとしました。
私が司法書士であることはその時点で誰も知りません。
「どうしてそう思うんですか?」と尋ねると、
「絶妙なタイミングで相づちを打たれるので、とても話しやすいから」と。
私は自分のことを人見知りだと思ってますから、決して、誰とでも簡単にうちとけるタイプの人間ではありませんが、仕事で話を聴くということでは無意識ですが大事にしている気がします。
ああ、
司法書士って、人の話を聴く仕事だな
相談事って、まずは聴くところからですもんね。
ちょっとだけ違う話をしますが、先日、簡易裁判所の裁判官と話す機会がありました。
内容は、調停だったり、和解だったり、つまり調整的・譲歩的な解決方法について。
おにぎり
は強く握り過ぎると美味しいくない。
少しふわっとした方がいい。
言いたかった趣旨は、原則、原則では上手くいかないってこと。
ああ、
司法書士って、人の話を聴く仕事だな。
ふわっと。
~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ聴くブログ~