財産目録を作っておいてはいかがでしょうか?

2021年7月8日

本日木曜日は、相続セミナー講師の日。

 

北國銀行大聖寺支店さんで。事務所から50㎞ほどの距離。

 

今回も満員御礼。と言っても、ソーシャルディスタンスを取ってですが。

 

セミナーをしていると、受講者さんの目の色が変わるシーンがあります。さっとペンを持って何やらメモっていく瞬間が。

 

絶対と言える場面は、「遺言やらが難しいならせめて財産目録を作っておくことをお勧めします」と言った後です。

 

この時点ではまだ??が頭の上に浮かんでいるんですが。

 

再現するとこんな感じ。

 

財産目録と言うと大げさに聞こえますが、簡単な紙1枚で結構です。

 

まず、口座のある銀行さんを書いておきましょう。北國銀行大聖寺支店とか。ゆうちょ銀行、北陸銀行・・・

 

お子さんたちは案外お父さんやお母さんがどこに口座を持っているか知らないものですよ。

 

と言うと、この辺で、うんうんとほとんどの方が頷いてくれます。

 

保険があるなら、その会社。担当者さんの連絡先が書いてあると尚いいです。

 

不動産なら、まあご自宅は分かると思いますが、それ以外にあるならその所在地。どこの市かだけでも書いておいてくれれば、市役所で調べることができます。

 

相続セミナーを聴きにきてくれている方々は自身の相続に関して何かしら不安を抱えています。何より、遺される家族に迷惑をかけたくないと思っています。

 

すると、この紙1枚の財産目録が遺される家族の遺産調査をどれだけ軽減させてくれるか想像できると思います。しかも、悲しい中で行わなければいけない雑務です。

 

これくらいなら作れるな、作っておこうかなって思うようです。

 

この作成段階では司法書士の出る幕ではないので、仕事に直結しないのは玉に瑕ですが、有用な情報だと思っています。

 

ちゃんとメモしておこうという真摯な姿勢は、聞こえませんが、家族を想う顔に見えて、温かい気持ちになりますね。嬉しくなります。

 

大げさなものではありません。

 

遺される家族が遺産の調査をしやすいように紙1枚、財産目録を作っておいてはいかがでしょうか?

 

 

次回は7月15日(木)15時~ 北國銀行本店第2ホールにて

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ相続ブログ~

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