余人をもって代え難い

2022年11月18日

「うちに産休・育休制度はありますか?」「実は、2人目を妊娠しまして・・・」

 

5か月ほど前、女性スタッフからの質問。

 

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「あるよ」「おめでとう」という私の回答。

 

今から思えば、ほんのわずかだが、間があったように思う。恥ずかしながら、ちゃんとした笑顔になっていなかったようにも思う。

 

うちの事務所において、彼女はなくてはならない存在である。

 

彼女なしの事務所経営は既に考えられないくらいに、私にはなっていましたので。

 

約3年前に総務を担ってもらいたくてパートさんで雇いました。

 

小さい子の子育て中ということもあって時短。

 

彼女を見ていると、あゝ、仕事で時間の長さじゃないんだ、ということがよく分かりました。

 

とにかく、先回りがすごい。

 

時給で働いてもらうのが悪いがして、正社員になってもらいました。

 

総務だったはずなのに、直接お願いした記憶がないのですが、いつのまにか経理もみてもらうようになりました。最近知ったのですが、いつの間にか簿記の資格もとっていたそうです。

 

まさに、彼女は「余人をもって代え難い」存在なのです。

 

しかし、それゆえに、育休をとっても帰ってきて欲しいのです。

 

まだまだ、時間があると思っていましたが、来週からいよいよ産休に入ります。約1年ほどの休業ののち帰ってくることになっています。

 

さてさて、

 

法律を扱う仕事をしていながら、労務のこと、特に自社の労務についての知識に乏しい私。

 

この間、スタッフの補充、就業規則等の見直し、助成金申請の準備。この辺の下準備も彼女自身がしてくれました。

 

私を含めた他のスタッフへの引継ぎ。

 

とても丁寧な引継ぎ書。面倒くさがりの私でも分かる画像付きの引継ぎ書。

 

自分がいない1年間を見据えた準備。頭が下がります。

 

企業、特に小さい企業にあって、負担ともいえる育休制度。

 

しかし、優秀な人材を確保したければ、必須の制度。

 

そう思わせた彼女ってすごいなっと思います。そして、リラックスした時間を過ごして欲しいなって心から思います。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ産休・育休ブログ~

父側の「父の日」

2022年6月20日

昨日は「父の日」

 

今まではずっと息子側でしたが、今年初めて父側の「父の日」

 

そうか、父か。

 

なかなか感慨深いものです。

 

仏教の根本原理の一つに「縁起」というのがありますね。

 

「縁起」とは、「すべての存在は数限りない因縁によって存在し得ている」「私たちは1人で生きているのではなく、他のおかげ様で生きている」ということくらいの意味です。

 

この子の誕生によって私は父になったのです。

 

この子がいるから私は父として存在し得ています。

 

なかなか感慨深いものです。

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ子どもブログ~

 

 

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