偽物感

2020年12月24日

 

先日、Yahooニュースで、偽物感という言葉がタイトルに入っている記事を目にしました。

 

記事は読んでなくて、この偽物感という言葉にハッとさせられましたね。

 

当事務所の前身である個人事務所が開業してもうすぐ10年なんですが、

 

今もそうですが、ややこしい、難しい案件も特に断ることはありません。

 

やったことのない案件であっても、やったことないですと聞かれない限り答えません。

 

さも、経験があるかのようなすました顔で相談にのります。

 

背中や脇に汗を感じながら。

 

こういった何とも言えない居心地の悪さが偽物感かなって思うですね。

 

もしかしたら見透かされてるんじゃないかな?とも。

 

まあ、今も決して本物ではありませんが、本物感もありませんが、

 

ちょっとずつ経験を積んで、偽物感は感じなくなり、偽物ではなくなっていくんでしょうね。

 

 

 

この感じ、実は今もしています。

 

私、司法書士の傍ら、実家の寺の副住職でもあります。

 

僧侶って、司法書士以上に、人の心に触れていく、とてもナイーブな仕事だと思うんですね。

 

目の前の門徒さん(檀家さん)は基本、自分より社会経験豊富な先輩方です。

 

偉そうに法話をしても、私自身の薄っぺらさを見透かされてるんじゃないか?

 

まだまだ、偽物感感じてます。

司法書士事務所って思われないですよね?

2020年12月21日

 

「絶対、司法書士事務所って思われないですよね?」

 

私にはお気に入りの家具・雑貨屋さんがあり、たまに立ち寄り、事務所に合うものないかな?と思いを巡らせるのが好きなんですが、

 

先週末、注文していたテーブルを納品してくれた際の、お店の方の言葉。

 

このとき、丁度同じ日に、ネットで注文していたパーテーションが届いて、司法書士くんと組み立てていた最中でした。

 

一般の方がもつ司法書士事務所のイメージってどんなんだろう?

 

実際にはよく分かりませんが。

 

当職が補助者として勤めた最初の司法書士事務所に初出勤した日のことを今でもよく覚えています。

 

決して広くない事務所の壁が本棚で、そこには書籍と書類で埋め尽くされていました。

 

ああ、これが生涯の仕事としようとしている職業の現場なんだ、と少なからずショックを受けたのです。

 

 

私は、司法書士がどうのこうのではなく、

 

仕事という日常のコアな時間が、少なくとも自分が好きな空間で過ごす時間あって欲しいと思うのです。ただ。

 

で、お金という、現実的な制限はありますが、

 

ちょっとずつ、事務所を自分の好きな空間に変えていきたいと思っています。

 

制限があるから面白いとも思っています。

 

今回は、面談スペース。

テーブルは、書類の書きやすさとアルコール消毒のしやすさを考えて、耐久ガラスを天板に備えたもの。飛沫防止のアクリル板も。

 

パーテーションは、圧迫感を除くため、上半分はガラスのもの。

 

司法書士事務所って思われない。

 

最高の誉め言葉です。私には、ですが。

 

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ相談ブログ~

 

 

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