先日、Yahooニュースで、偽物感という言葉がタイトルに入っている記事を目にしました。
記事は読んでなくて、この偽物感という言葉にハッとさせられましたね。
当事務所の前身である個人事務所が開業してもうすぐ10年なんですが、
今もそうですが、ややこしい、難しい案件も特に断ることはありません。
やったことのない案件であっても、やったことないですと聞かれない限り答えません。
さも、経験があるかのようなすました顔で相談にのります。
背中や脇に汗を感じながら。
こういった何とも言えない居心地の悪さが偽物感かなって思うですね。
もしかしたら見透かされてるんじゃないかな?とも。
まあ、今も決して本物ではありませんが、本物感もありませんが、
ちょっとずつ経験を積んで、偽物感は感じなくなり、偽物ではなくなっていくんでしょうね。
この感じ、実は今もしています。
私、司法書士の傍ら、実家の寺の副住職でもあります。
僧侶って、司法書士以上に、人の心に触れていく、とてもナイーブな仕事だと思うんですね。
目の前の門徒さん(檀家さん)は基本、自分より社会経験豊富な先輩方です。
偉そうに法話をしても、私自身の薄っぺらさを見透かされてるんじゃないか?
まだまだ、偽物感感じてます。