本日は、朝一、税務署へ。
まさに確定申告を明日に控えた嵐の前の税務署へ。
理由は、相談者さんと美人バンカーの付き添い。
相談者さんが住宅ローンの借換えをするタイミングで、お父様から持分の移転を受けて、ご自宅を単独所有にするという案件。
今回、お父様の持分を買い取る形をとるのだが、さて、売買代金をどうしよう?というもの。
売買代金なんて、本来、自由に決めるべきもの。
ただ、そこは税金の心配をしないといけない。
詳しくは、割愛するが、贈与税と譲渡所得税について。
司法書士は登記のプロであっても、税金のプロではない。アドバイスもしてはいけない。
なら、仲間の税理士に相談しようか?(一般論としては相談済み)
が、ほら、さっきも言ったように、明日から確定申告。
きっと、私の顔を立てて、相談にのってくれるとは思いますが、そこはこちらが気を遣うべき。
ならば、と税務署へ相談だ。
こちらも先日既に一般論としては相談が済んでいるのですが、そのとき、本人さんを連れてきてよ、と言われたので、お忙しい中、本日となる。
自宅を取得した(建てた)ときの契約書と、住宅ローンの返済が分かるものも持ってきて、と。
美人税務署職員さんに、相談者さん、美人バンカーに、当職。
当職は、どちらかと言うと、通訳。
こんなことをしようとしているんだよね、ついては税金の解説をお願いします。と。
とても分かりやすく解説してくれましたよ。
私も、結構、税務署に相談に来ているんですが、税務署の職員さんって優しいよなというのが感想。
たぶん、司法書士は、プロの顔をした、アマチュア(税金について)だから。
主戦場である法務局では、お前プロだろう?これくらいちゃんと調べろよ、と思われているような、いないような(被害妄想か?)。
にも拘らず、明日、うちのパートナー司法書士は法務局に頼まれて、非司調査へ(司法書士以外の人が代理で登記やってないか?の調査)。
尽くしてます。お上に。直属の。
話は逸れたが、税務署の職員さんの相談が本当によかった。
先の、以前取得した際の契約書を見て、現在までの年月から、ちゃっちゃっと減価償却の計算を加えて、数字を算出。
今回の売買代金がその数字に達しなければ、譲渡所得税はかからない。
あとは、不動産屋さんにお願いして、今売ったら幾ら?(時価)の見積もりを出してもらって、それを基に決めるといいよ、というアドバイス。
まさに、この言葉を、当職に代わって、相談者さんに言って欲しかったのです。
まとめると、
譲渡所得税というのは、取得したときより高く売って儲かった場合にかかる税金だから、地価が上がっていなければ、心配ない。(契約書がちゃんと残っていれば)
なので、時価を基に売買代金を決めれば、ほぼ大丈夫という結論。
明日から大変でしょうが、ありがとうございます。美人職員さん。
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