成年後見の仕事は長いお付き合いになる可能性が高く、ときに緊急事態が発生することもある。
昨日、今日と、パートナー司法書士が被後見人・ご家族のために走り回っている。
事務所においては、矛と盾というのか、凸と凹というのか、出ていく者、守る者が必要になってくる。
というわけで比較的、事務所にいるようにしている。なるだけ。
まあ、新戦力司法書士くんもいるので、安心なんですけどね。うちは。
うちの相談は、基本的に無料です。
事務作業をしている間に、ご来所下さるのであれば、この頭の中にあるちょっとした知識と身体に染みついた経験を使うことに有償とする意義をあまり感じないから。
昨日も、
まずは、相続相談。
お母さんの相続と、ご主人の相続。相談は、これ急がないといけないのか?逆から言えば急がないとなんか不都合なことが起きるのか?
話を聴くと、幸いなのか?急ぐ必要はあまりない。
アドバイスは5年ほど待ちましょうか?
不安だった顔がどんどん穏やかになっていくのが分かりやすいくらい分かりやすく、いい面談だったなって思う。
続いて、とある和解交渉をしたいという法律相談。
友人の紹介でうちに来た。
まず、和解の意味を理解頂く。
そして、それにあたって落としどころをどこに設定して交渉に臨むのか?というアドバイス。
こちらは最初予想していたアドバイスでなかったかもしれないけれど、輪郭がはっきりとしたようで、やはり穏やかなな表情に変わっていく。
司法書士の仕事は、とても事務作業的な面が強いが、その合間合間でこういう人助けができるので楽しい仕事である。
知識と経験と。
そして、ときに走り回る体力と。を使って。
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