本日、午後から家庭裁判所へ。目的は自筆証書遺言の検認。
自筆証書遺言というのは、手書きの遺言のこと。
今回の法律改正で財産目録の作成で若干緩和されましたが、基本、全て手書きで書く遺言のこと。
この自筆証書遺言を使って銀行口座の解約手続きや相続登記をしようとする場合に必要なのが検認手続き。
家庭裁判所で利害関係者の前で遺言を開封する作業。
その後に遺言に手を加えることを防ぐためである。
司法書士は家庭「裁判所」への申立書類作成のプロなので、こういうお手伝いもさせてもらっている。
検認の申立の後、家庭裁判所から利害関係人のところへ呼び出しの封書が届き、指定日に家庭裁判所に集まることになる。
正直、この手続きが面倒なので、自筆証書遺言ではなく、公正証書遺言にしましょうよって薦めるのだが。
だって、基本、遺言書って、遺される人のことを考えて作るものでしょ。
だったら、遺された人に面倒にならない方法を選択した方がいいんじゃない?って思うんですよ。若干、費用はかかっても。
ちなみに、司法書士は検認の場面には立ち会いません。代理人ではないので。
ただ、やっぱり、裁判所って独特な場所なんですよね。依頼者さんも仰ってましたが。
なので、裁判所のカウンターで、検認のために来ましたって代わりに言うだけでも違うかなって思って、伺うようにはしています。
家庭裁判所に飾ってあった書。
今回の相続も平和に終わるといいな。
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