「暴力団員か照会 公証人大忙し」
という見出しの記事が今朝の日経に載っていた。
そこまで大忙し??と若干疑うが、何のことかと言うと、株式会社を設立する際、定款という会社内のルールを決める。決めるだけじゃなく、公証人役場で認証を受けないといけない。
この定款認証の際に、会社の実質的支配者(株主)が暴力団員、国際テロリストではないことを公証人に申告して、審査を受けるのである。
審査の結果、「暴力団員」「国際テロリスト」ということが判明すると、認証を受けられない、つまり株式会社は作れないということになる。
記事によると、これまで、反社会的勢力と同姓同名の人が200人ほどいて、その照会に大忙しということらしい。
この申告書は、我々司法書士が作成するので、我々は、会社設立の依頼者さんとこういう会話をする。書面も残す。
大事な依頼者さんと。
「○○さんは暴力団員ではありませんよね?」
「国際テロリストではありませんよね?」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
「はい(笑)」
国際テロリストというところがいい。必ず、そこで笑いになる。
たまにいる強面な依頼者さんにも国際テロリストじゃありませんよね?とセットで聴けるのでいい。
「どうして私が国際テロリストじゃないって分かるんですか?」
「そうですね、信じるしかありません(笑)」
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