2週間ほど前だったでしょうか?
お付き合いのある遺品整理の会社さんから電話があって、「魂抜きをお願いできないでしょうか?」と。
遺品整理をするにあたって、仏壇じまいをするのにお経をあげて欲しいといううもの。
日にちを確認すると、31日つまり今日。
基本月末は登記が忙しいので、それらが終わるであろう16時ならと返事。
で、本日16時に遺品整理の現場であるお宅へ。
金沢は35℃の猛暑。
現場には、遺品整理の従業員さんたちが汗だくで作業を進めている。
社長さんから、依頼者さんをご紹介され、仏壇の前に通される。
既にエアコンは取り外されているのか、汗が噴き出る。
が、後ろからフルパワーの扇風機を私の背に当ててくれていた。つまり、依頼者さんはエアコンもなく、扇風機の風も当たらないところで、読経が終わるまでお付き合い下さいました。
私が、この仕事を引き受けるのは、何とも言えない気持ちになるから。
相続を扱う司法書士にとって、遺品整理の会社さんは比較的近い存在である。
遺品整理に仏壇じまいは付き物(ちょっと言い過ぎ)。
仏壇をただの箱と考えないお気持ちが、いいなって思うし、
司法書士だけど、僧侶でもある私を必要とされている感を味わえる。
必要とされている感は、仕事に欠かせない。
~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ仏壇じまいブログ~