浄土真宗本願寺派で寺の住職になるには教師の資格が必要です。
教師の資格を取るには、10日間の教師教修という合宿というか試験というか、そういうのが必要です。
10日間連続で仕事を休むのが難しい人も多く、前期5日、後期5日と分けて参加するという方法もあります。
私もその口で、先週末からこの後期5日間に参加しました。
本来、京都の西山別院で行われるのですが、京都も緊急事態宣言中で、この合宿ができず、急遽、zoomを使ったオンライン教修となりました。
本来の合宿は、朝6時に起床、清掃、7時から朝のお勤め、9時から午前講義、13時から午後講義、16時半から夕方のお勤め、19時から最後の講義、21時就寝のお勤め、だいたいこんなスケジュール。
1番大変なのは、朝夕のお勤め。正座が苦手な私は足の痺れにただただ耐えるのみ。
これがオンラインになるとどうなるのか?
基本的なスケジュールは同じです。
ただ、パソコンのカメラの外まで管理する訳にはいきませんから、かなり参加者の自主性に任せられているところがありました。
正直、合宿より楽でいいなと思ってたところはありましたが、せっかくなんで朝の清掃もしよう、見えないだろうけどちゃんと正座しよう、と決めて取り組みました。
前期の合宿も大変だったんですが、みんな同じくらい大変なんだ、それを乗り越えて過ごす体験はちょっとした一体感があって、終わる頃にはそれはそれで結構充実感があったのものです。
なので、オンラインになったことは嬉しさ半分、寂しさ半分というのが正直な感想。
それにしても、この短期間に、オンライン教修に切り替え準備してくれた事務員の方々のご尽力には頭が下がる思いです。
その場を提供するために、見えないところで汗をかいてくれた姿を想像すると、感謝の気持ちでいっぱいです。
それに、この教修に参加するために仕事を休むことを許してくれた事務所のみんなにも感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ住職への路ブログ~