「おひとりさまの何かあるやろ?」と相談者さん
ミーティングテーブルの上には、先日の相続セミナーの資料がのっている。いくつか書き込みも。
先日の相続セミナーでは、所謂お一人様を対象にしたお話のボリュームは小さかった。
相続は家族によって違う。
たくさん相続人がいる場合、相続人がいない場合では当然ながら違う。
相談者さんはお一人様の相続のお話をもっと聴きたかったようだ。
デスクに戻ってパソコンを覗くと、以前にしたお一人様を対象にした相続セミナーの資料が残っていた。プリントアウトしてミーティングテーブルに戻る。
「これはいかがでしょう?」
「ほら、やっぱりあった、笑」 嬉しそうです。
相続で言えば、遺言です。誰に何を渡したいのか?渡したくないのか?
自身の今後ということであれば、任意後見契約、尊厳死宣言書等が重要になってきます。
そのへんの話をすると、とても満足頂けたようです。
本日、やはり別件で、この任意後見契約と尊厳死宣言書の作成認証に立ち会ってきました。
これらは公証役場で作成認証されます。
所謂お一人様です。
いわゆる、です。
元同僚が、友人が、病のご友人を想って相談に来られたのがスタートでした。
そして相談者さんである友人が後見人になりました。簡単に引き受けられることではありません。本当に頭が下がります。
依頼者さんは、本当に「お一人様」なのだろうか?
立会をしながら、何となくそんなことを考えていました。
~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ相続ブログ~