金沢と東京を繋ぐ民事信託

2023年4月26日

 

10代後半、20代前半、故郷を離れて東京や都会に出る人は今も多いですよね。出たい気持ちもよく分かります。

 

そのころ親もまだ若く心配するほどでもなく、うるさいくらいに思えるでしょうね。

 

しかし、そういう人も家族をもち親の有難みを知るころには、親も年をとってきて心配事が増えてくる。でも、仕事や家族のことを考えると故郷に戻るという選択も難しい。

 

人って変わるんですよね。

 

そんなジレンマを抱える人って本当に多いことでしょう。

 

昨日、金沢公証役場で信託契約が無事成立して、不動産登記も申請。

 

ご依頼頂いて1か月以内という短期間。

 

民事信託は基本的に時間がかかります。

 

まずは抱えている心配事の相談。

 

その解決に民事信託が効果的か?のチェック、提案。

 

提案を受けた相談者さんのご理解。委託者、受託者、受益者のご理解。

 

GOサインがでたら、信託契約書案の作成。

 

信託口口座を作成するのであれば銀行側のチェック。公証役場のチェック。

 

公証役場で信託契約の締結。

 

不動産があれば、登記申請。信託口口座の開設、金銭の移動。

 

当事者になられる方々のご理解が得られず頓挫、というのが結構多いですね。効果的であっても、難しくて分からない。思ったより面倒くさい。等々。

 

なので、細かいところよと大枠を説明して、ご理解を得る感じですね。

 

今回は、相談者(受託者)さんは東京在住。委託者(=当初受益者)は金沢在住のお母さま。金沢には簡単には戻れず、しかし遠く離れているお母さんのことが心配。できるだけ自宅には住んでいって欲しいけれど、一人暮らしが難しくなったら、自宅を売却し、その代金を施設入所の費用にあてたい。もし、お母さんが認知症になっては売却が難しくなる。

 

そんな心配でしたので、なるほど信託が効果的と判断。

 

東京にも事務所を有している弊所にシンパシーを感じて下さったそうでお問い合わせくださいました。

 

金沢に戻る時間があまりとれないので、急ぎやって欲しいとのこと。

 

そのニーズに応えて頑張らせて頂きましたよ。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ民事信託ブログ~

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