成年後見は司法書士法人で受任すべき

2017年3月22日

ここんとこ、登記事務所のような、決済事務所のような顔をして、書類を作っていることが多いのですが、

 

今日は、その合間を縫って、被後見人さんが入院している病院へ。

 

どちらかと言うと、パートナー司法書士に同行という体。

 

先月就任し、初対面となります。

 

まずは、キレイな病棟で安心しました。

 

担当のソーシャルワーカーさんにご挨拶して、近況を教えて頂く。とても丁寧な説明。

 

ご家族の要望を伝える面も。

 

続いて、看護師さんに付き添われた被後見人さんにお会いする。

 

パートナー司法書士が優しく声掛けをする。

 

ご家族から聞いていた、好きな食べ物の話。

 

病院とご家族の信頼関係の維持のために、情報を共有し合う役割も果たさないといけないな、というのが本日の感想。

 

そして、

 

やはり、成年後見人は法人で受任するのがいいなって思いましたね。

 

被後見人さんは比較的お若く、長いお付き合いになることが予想されます。

 

法人の永続性は、高齢になりつつあるご家族の安心に繋がると思います。

 

そして、やはり、人と人の関係ですから、相性ってあるかもしれませんね。

 

法人として受任するけど、面会するのは、相性のいい司法書士がする。それは被後見人さん毎に違っていい。

 

安定性と柔軟性が発揮できる業務だと、実感しました。

 

面会するときに持参する食べ物・飲み物が決まったとこで、病院をあとにする。

 

事務所に戻り、また登記書類を互いに作成し、互いにチェックする。

 

合間に離婚協議書の作成を公証人役場としたりもしている。

 

司法書士法人は色んな顔を持っているべきだ。

 

 

※記事に関連したサービス内容

成年後見申立

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ成年後見ブログ~

 

成年後見こそ、最も司法書士法人として受任すべき業務

2017年1月30日

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先週末、石川県司法書士会主催の「相続・遺言・成年後見セミナー」が無事終了。

 

142名の参加と、これまでで最高だったようです。

 

うちの事務所主催であれば少々にミスもご愛嬌と済ませられるのですが、そこは、多くの仲間たちが係っているセミナーですから、

 

講師としても緊張します。

 

なので、登壇者は意外とよく聴講者さんたちと目が合うものですから、分かってても分からなくても、うんうんと頷いて下さいね、と事前にお願い。

 

すると、不思議なもので、講師は安心するもので、安心してゆっくり話せると、分かりやすくもなるものですね。

 

プロっぽい顔をした人が、不安そうにしていたら、こちらが不安になるものです。

 

 

先週ほぼほぼパートナー司法書士が研修のため事務所にいなかったんですね。

 

というわけで、本日から漸く通常スタイルに戻れました。

 

こんなに安心感が違うものか?

 

ということで?本日、新規に成年後見人に2件就任することに。司法書士個人ではなく、司法書士法人として成年後見人に就任するのだ。

 

私も個人事務所時代に、個人として成年後見人に就任してきた経験はあるが、登記・裁判等の他の業務とのバランスの中で、就任できる数には限界があるなと感じていました。

 

司法書士が成年後見の仕事をする、たぶん1番オーソドックスな形態は、リーガルサポートという団体に登録し、家庭裁判所の名簿に搭載されること。

 

専門職に成年後見人になってもらいたいという場合、この名簿の中から選ばれる。

 

そのニーズは高く、かなりの頻度で依頼がくると聞いていた。

 

が、個人事務所時代の私では、依頼されても、物理的・精神的に難しいと考えていたので、リーガルサポートには登録せず、直接、私になって欲しいと求められたものだけを受任するようにしていました。

 

しかし、このスタンスに違和感を感じていたのも事実です。

 

僕が、個人事務所を法人化したのは、出来るだけ素直でいようと思ったからです。

 

今なら、石川県で初の、ただ一つの司法書士法人になれる、それって面白そう。なら、損得は取り敢えず横に置いていて、法人化しよう。

 

本当は、何かに特化した方が、ビジネスとしてはいいと聴いたことがある。

 

が、本心は、違うところにある。

 

僕は、司法書士として出来ることは何でもしたい。したがって、法人化した際こう宣言した。

 

特化しないことに特化しよう。

 

成年後見だって、1人では大変だが、法人として受任し、分担できれば、司法書士の数の単純な足し算じゃないことができるのではないか?

 

司法書士が安心していることが、本人さんに安心感を与える。

 

そこで、司法書士法人カルペ・ディエムも法人としてリーガルサポートに登録し、昨年末から家庭裁判所の名簿に登載されることになったのである。

 

現在進行形の案件で経験済みである。

 

敢えて言おう。

 

成年後見業務こそ、最も法人として受任すべき業務である、と。

 

だんだん、当法人のサービス内容も1つ1つが骨太になってきたな。

 

 

 

セミナー終りの打ち上げで、僕より年齢が若い(経験はそんなに変わらないかな?)司法書士が言ってくれました。

 

司法書士事務所を法人化したこと。東京事務所を新設したこと。

 

僕がやりたかったことを、金氏さんは全部先にやっている、と。

 

嬉しかったですね。

 

私のやることは、上の人にはよく変に見られますが、若い人の目線には合ってるんだな、と。

 

方向がだいたい間違ってなければ、たぶん目的地には着くだろう。

 

 

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