昨日、事務所でデスクワークをしていると、
「先生、ありがとうございました。おかげさまで・・・」と、支援ソフトやパソコン周りでお世話になっている会社の社長さん(=営業マン)が入ってきた。
お世話になっている税理士先生のところの帰りらしい。
3週間ほど前に、事務所にビジネスホンを入れました。
ビジネスホンというのは、1人が通話中でも、他の受話器で電話がとれるもの。
以前、ビジネスホンの訪問販売で高齢者を騙していた業者を相手に訴訟をした経験のある私(勝訴)は、どうもビジネスホンにいいイメージを持ってなかった。
が、スタッフも増え、日々のストレスを出来るだけ軽減させるのが私の役割と思っているので、今回、漸く導入を決定。
早速、先の社長さんに連絡。すぐに駆けつけてくれる。
とにかく、通話中の他の電話がとれればいい、リース代は5000円台で、という条件を提示。
期待通りのものが導入され、もっと早く入れとくんだったと思ってるくらい。
法人化して、更に会社っぽくなってきたぞ、と嬉しくなった私は、ビジネスホンの写真をフェイスブックにUP。
それを見たいつもお世話になっている税理士先生が、「ちょうどうちも導入を検討してたとこ、どこの会社?」というコメント。
あれこれと説明すると、もっと乗り気の様子。
後日、あの社長さんに会う機会があって、匿名で先生の話をしたら、その社長さん。
「先生(私)には絶対恥をかかせません。その税理士の先生を紹介して下さい」と。
税理士先生に確認すると、是非にという快い返事を頂いたので、社長さんに告げると、もう翌日にはアポを取ったようで、とんとんと契約成立。複合機まで導入してもらったそうです。
で、
冒頭の、「先生、ありがとうございました。おかげさまで・・・」に続いていく。
嬉しかったですね。
そこでがっつりキックバックを貰ったからでなく(貰ってません)、たくさんお土産を貰ったからではなく(貰ってません)、
私の信頼している人を私の大事な人に紹介して、ビジネスが成立し、二人とも喜んでくれたことが、です。
私は、常々、スタッフに言っています。
「たくさん仕事がしたい。」と。「だから、来た仕事は受任して欲しい。」と。
それは、私が夜な夜な片町(繁華街)に繰り出せるからではなく、私がレクサスに乗れるからでもなく、
近しい人を幸せにできると思っているからです。
一所懸命働いてくれているスタッフに報いてあげられる。
給料だけではく、仕事環境も(ビジネスホンも)。
何より、
司法書士という仕事は、その根本は、紹介によるビジネスです。どんなにホームページを充実させてもその根本は変わらないと思います。
特になんかコネがあるわけでもなく事務所を開き、心細い中始まった個人事業主人生。
他ではなく何故うちを紹介して下さるんだろう?って考えたとき、本当に胸も目頭も熱くなります。
そして司法書士側から紹介して差し上げられることの少なさに、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
それは今でも変わりません。
だから、私はたくさん仕事がしたいんです。
司法書士のところに来て下さる方の多くは、司法書士の仕事内容を全部把握しているわけではありません。
それはうちでは対応しきれない部分があります。
起業支援に強い税理士さん、社労士さんにも相談した方がいいですよ。
一度、相続に強い税理士さんにも話を聴いてみましょう。
そこまでこじれたら、その額のトラブルでしたら弁護士さんのところに。
って紹介できる機会が多くなると思うんです。
だから、
私は、たくさん仕事がしたい。
信頼できる人を大事な人に紹介して、二人を幸せにしたい。
ちょっと、レクサスにも乗りたい。
~石川県金沢市の司法書士が繋ぐレクサスブログ~