本日10時から、当事務所で不動産売買の決済立会。
9時頃、買主さんから、続いて仲介の不動産屋さんから連絡。
買主さんが印鑑を忘れた、と。本国に。本国は台湾。
買主さんは売主さんと違って、委任状に押印する印鑑は認印でよい。実印である必要はない。
事務所に来る途中で、認印買って来るといいですよ。
とは言えない。台湾の方だから。印鑑文化はあるものの、日本にもよくある苗字という訳ではない。
時間は1時間ほどある。
じゃあ、こちらで準備しますよ、ということで、最寄りのハンコ屋さんへ。
「至急、認印を作って欲しいのですが」
「分かりました、では土曜日に取りに来てください」
「今、欲しいんです」
「生憎、技術を持った者が今いませんので」
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・・・・・・・・・
思い当たるお店が別にあったので、そちらに。
「認印 特急 8分 珍名すぐ彫れます」の文字が飛び込んでくる。
「至急、認印作って欲しいんですが」
苗字を伝えると、黙って機械のある方へ。
ウイーーン ウイーーンと小さな音が暫くなり続け、
「はい」と。
8分経ってない、たぶん5分ほど。
「250円です」
「安っ! 」
「こんなに早くやってもらったのに。助かりました、ありがとうございます。」と店を後に。
無口だったけど、気持ちのいいお仕事でした。(これからは必ずこちらを利用するからね)
9時40分には事務所に戻り、10時、不動産売買決済立会スタート。
みんなに喜んでもらえてよかった、よかった。
~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ不動産売買ブログ~