昨日は、事務所から100㎞離れたとある介護施設で公正証書遺言の証人立会。
うちの司法書士くんを連れてのと里山海道をひたすらドライブ。
依頼者さんは100歳男性。
当職は、遺言の案の作成から関与。
まずは公正証書遺言の形式をイメージしてもらうようにオーソドックスなひな型を準備。
それを穴埋めする形で、どなたに何を相続させたいのかを整理していってもらいます。
そして、なぜこんな遺言を残したいのか?という思いも明らかにしていきます。実際、付言事項という形で記載もします。
遺言は人生最後の意思表示です。
その思いに紆余曲折はつきもの。
相談から、昨日の完成まで半年を要しました。
依頼者さん、耳は若干遠くなっていますがお元気。
当日も、公証人が依頼者さん耳の近くでゆっくり大きな声で意思確認をしていました。
公証人は必要があれば病院等に出張してくれます。日当はかかりますが。
もし手が震えるとかであれば代筆も可能ですが、依頼者さんはしっかりした字で署名も終えました。
「これで漸く終わった。ホッとしたわ」と。
年齢という単純な数字で、勝手に心配してましたが、その意思があればいつだって遺言は残せるのです。
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