丁度一年前に、フランス・パリを旅行しました。
そのとき感じたことの1つに、世界には美しいものがたくさんあって、それをもっと見てみたいという欲求でした。
さて、最近感銘を受けた書籍に「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」(山口周著)があります。
経営には、サイエンス(情報分析)、クラフト(経験)の他にアート(美意識)が必要というもの。会社を自身の「作品」と考えてみるという提言でした。
従業員や取引先をワクワクさせ、顧客を魅了し、自身の行動を律する美意識。
では、僕ら司法書士の美意識とは何か?
まず、僕らは登記という形で依頼者さんの権利を守るということを第一義としている。ゆえに、しっかりとした本人確認等が必要である。
とはいえ、司法書士もサービス業。押印等で依頼者さんに負担をかけないスマートな対応が必要である。二度手間にならない間違いのない書類作成。負担をかけない面談。
士業は代理業。主役は依頼者である。NO.2の美学。紹介者さんがいればNO.3の美学。出すぎないということもときに必要である。
事務所内では、
ミスのない仕事をするために、仲間同士の思いやりが必要である。書類のレイアウトはこっちの方が見やすいのでは?このタイミングで報告しておいた方がいいのでは?ちゃんと伝わる表現をしているか?
要は、相手側に立って考える作業である。
つまり、経営者は自分に問えということだろうか?
世間にも、自分にも恥ずかしくない美しい商品・サービスを提供しているか?
取引先とスムーズな意思疎通ができているか?
スタッフが働きやすい美しい環境を提供しているか?
働き方に美しさを求めるという視点はとても大事なように思えてくる。
背中で泣いてる男の美学(ルパン三世のテーマより)
~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ美意識ブログ~