法律相談は千差万別

2021年9月2日

インターン君との話。

 

インターン君は法学部の3年生。

 

将来はロースクール(大学院)に進むか? 公務員になるか?という選択を持っています。

 

(・・・・司法書士という選択はないのかな??笑)

 

うちのホームページのお問い合わせフォームに相談がきました。

 

内容は、いわゆる消費者問題。契約を解約して残金を返還したいというもの。

 

ネックは返還請求額が比較的少額ということ。

 

この相談をプリントアウトして回答を考えてみて、とインターン君に渡す。

 

① そもそも返還請求権があるのか? という法律論

 

② 請求権があるとして、求めたら勝ち目はるのか?回収できるのか?

 

③ 勝ち目はあるとして、代理人(弁護士、司法書士)を使って費用対効果は?

 

知識、ネット、書籍等にあたって回答案を作ってくれました。

 

①②はクリアするとして、やはり③は難しいかな。

 

③が難しい以上、お金をかけず(代理人を使わず)相談者さん自身が請求する場合のアドバイスが必要。

 

インターン君が考えてくれたものをチェックして相談者さんにその日のうちにメールを返す。

 

翌日、ご丁寧なお礼のメールが届きました。

 

費用対効果から弊所がお手伝いすることはできないが、自身で請求することに自信が持てたこと、弊所の対応に満足して頂いたことことが書かれていました。

 

もちろん、そのメールもインターン君に見せました。

 

法律相談は千差万別。相談者さんごとで異なってきます。

 

相談の結果、受任して法廷代理人になるケース。法廷には立たないけど書類作成代理人になるケース。受任はできないけどアドバイスできるケース。アドアイスすらできないけど唯々聴いてあげるケース。

 

人は人に話すことで解消できることがいっぱいあります。話そうとしたこと自体が勇気を振り絞ってエネルギーを費やしているんです。それに耳を傾けてくれたことでちょっとはスッキリできることもあるんですね。

 

そんな話をインターン君とするきっかけになりました。

 

せっかく、何かの縁でうちにインターンに来たんです。

 

何か感じてくれたら嬉しいですね。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ法律相談ブログ~

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