本日、過払い請求が和解をみた。
過払いとは、利息の払い過ぎのこと。
かつて、消費者金融や信販系の会社のキャッシングは18%を超える違法な利息を取得していた。
これが10年ほど前の最高裁で、それは違法だから、払い過ぎた利息は返さないとだめだよという判決がでた。
これを機に、一気に起こった過払い請求(不当利得返還請求)。
バブルが起こった。
司法書士、弁護士業界で。
一部で。かなり大きな一部で。
私が、司法書士法人カルペ・ディエムの前身である路(みち)法務司法書士事務所を立ち上げた5年半ほど前は、バブルは過ぎ去っていた。
とはいえ、その残り火みたいなものはあって、
独立当初に自作したHPでは、過払い請求(債務整理)が、推しのサービスとして上位に置いたものである。
今はどうだろう?
司法書士業界、弁護士業界の、それぞれ過払い請求の雄が、テレビCMを未だにしているくらいだろうか?
東京の弁護士事務所が数日、相談会を開きますよというようなCMも最近では見なくなったような。
スポーツ紙でポツポツ見かけるかな。
うちのリニューアルしたHP内の個人の皆さま向けサービスでも、その位置づけは下の方。
でもね。これだけは言っておきたい。
過払い請求は、かなり得意だということを。かなり上手です。
最近の能ある鷹は爪を見せびらかすようです。キラっ。
必要と判断すれば、訴訟も辞しません。(時間も含めた費用対効果で判断)
私が独立する直前まで勤めていた事務所は、朝から晩まで、消費者金融に電話をかけているような事務所でしたから。
本日もほぼ満額で和解できました。(97%)
訴訟実費に該当するくらいは譲った感じです。
相手はあの過払いバブルを生き抜いた大手たちです。正直安心して請求できます。回収するまでに潰れたらどうしよう?という心配はありませんから。
あのCMでも言ってると思うんですが、過払請求には時効があるんですね。
完済してから10年経つと請求権が消えちゃうんです。ご注意ください。
最近、こんな本を読みました。
記事にも出た信販系の会社の新人OLさんの債権回収の奮闘記。
とても面白く、最後グッときます。
私が、その過払い請求ばっかりしていた勤務時代。いつも思ってました。
電話の向こうの担当者ってどんな人だろう?
辛くないかな? いやっ、辛いだろうって。
仕事とはいえ。
よく分からない正義感をかざした司法書士や弁護士や(補助者)に、悪者にされて。
※ 記事に関連したサービス内容