本日は、2時間ほど事務所をパートナー司法書士に任せて、病院へ。(ありがとう)
近日、家族がとある手術を受けるので、担当医から説明を受けるため。
真剣に聴きながら、どこか、冷静に眺めているような変な感覚。
なぜか?
お医者さんの説明の仕方に興味があったのだ。
僕らも”先生”と呼ばれることがあるが、これがあだ名であることは数日前のブログでも書いた。こちらは、本気で呼ばれている敬称。
使う医学用語は、僕らが使う法律用語以上に難しい(だろう)。
聴く側が不安の中にいる、というのも共通している。命に係るなら、その不安は計り知れない。
で、
お医者さんは、この状況下でどんな説明の仕方をするのであろう?ということに興味が湧く。
普段とは、反対の立場で観察している。
なるほど。
不安の中に入ると、理解力は低下するものだな。どこか気がそぞろ。
同じだな。間違ったことを言わないように医学用語を使うが、それがどういう意味かを説明するときには、できるだけ平易な言葉に置き直そうと努力している。
敢えて、ゆっくり話そうとしている。たぶん、その方が安心感を与えるのだろう。
たまに、笑顔を見せるのもそのためなんだろう。
僕らも、いわゆる相談過誤(誤った答え)を気にするが、彼らは医療過誤というもっと重いモノを背負っているので、全てを語っておかないと、という思いが強いかな?
遺産分割協議や、何か争い事があったとき、相手の立場になって一旦想像してみて下さいなんて、気軽に言ってたが、やはり相談者側を体験してみるものである。
相談者は、目の前のプロに頼りたいのである。
できるなら、僕に任せておけば大丈夫ですって言って欲しいのである。
(「私、失敗しないので」、とは口が裂けても言わないだろうが)
100%それが無理であったとしても、少なくとも、理解頂けるように、ゆっくり分かりやすく優しく話すべきである。
と、いい勉強をさせてもらった。
ごめんね。先生。
これは私の個人的な感想だが、患者さんに話しかけるときは、
”あなたの場合” より ”○○さんの場合”という感じがいいかな?
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