朝一、パートナー司法書士から、秋田のです、と書類を渡される。
本日申請予定の株式会社設立登記である。管轄は秋田県。
最終チェックをして、当然のように問題なく、そのままオンラインで申請してもらう。
他県管轄の株式会社設立案件においては1つネックがある。
それは、定款認証において、その県内の公証人役場で認証しないといけないというルールである。
今回のように秋田県において、我々が秋田県内の公証人役場に出張するわけにはいかない。もちろん、交通費、場合によっては日当を頂ければ別であるが。
今回は、秋田県内にお住まいの依頼者さんご自身に公証人役場に行って頂くという方法を選択。
この手法であれば、やれなくはない。後の登記申請はオンラインで申請できるので、全国どこであっても問題なくできる。
しかし、全てを代行できないというのは、司法書士としては心苦しい限りである。
では、これが東京であったらどうだろうか?
東京に事務所を開設すれば、石川県にいながら東京の株式会社を全て代行して設立することができる。
逆に、東京にいながら、金沢の株式会社を全て代行して設立することができる。
なぜ、株式会社と敢えて厳密な表現をしたかと言うと、もしこれが合同会社の設立であったら?
合同会社においても、勿論、定款を作成するのであるが、公証人役場で認証するという手続きが求められていない。
つまり、石川県にいながら東京の会社を設立するなんていうのも、別に東京に事務所がなくても訳ない話なのである。
司法書士であれば、ね。
2017年より、司法書士法人カルペ・ディエムは東京に事務所を開設いたします。
あなたの東京進出を、金沢進出を応援いたします。
というわけで、午後から、そのへんのことで、ホームページのマイナーチェンジの打ち合わせ。日常業務の中に、ちょっとだけど、未来に近づく作業があると、ワクワクしますね。
ウサギを追って東京へ。
こぶな釣りし石川で。
夢は今もめぐりて、
忘れがたき故郷。
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