成年後見と意思決定支援

2023年2月15日

私の息子はまだ1歳。

 

ようやく歩き出しましたが、言葉はまだ(らしきものはあるが)。

 

この子は何で泣いているんだろう?何で怒っているんだろう?何で笑っているんだろう?何を食べたいんだろう?食べたくないんだろう?どこに行きたいんだろう?

 

会話ができないので、一生懸命その目を見つめ、表情から一生懸命読み取ろうとしています。

 

歩き出しましたので、思いがけないところに、そして意外と早くよちよちと危なっかしい。

 

目を離さないようにして、慌てて先回り。そんな毎日。

 

 

 

さて、後見等業務において、本人さんの意思決定支援が重視されています。

 

判断能力が低下して自身で財産管理等が難しくなったとき、その人の財産(だけでなくその他自由)等権利を保護するために、成年後見制度があります。

 

家庭裁判所で選任される法定代理人です。

 

当法人も後見等業務を複数受任しています。その判断能力の違いから、補助人、保佐人、成年後見人いずれも。

 

その中には普通(この言葉自体をよく思われない方もいるかもしれません)に会話できる方もいれば、ほとんど会話が成立しない方もいらっしゃいます。

 

しかし、皆それぞれ意思があるのです。

 

会話ができているからといって真意がそれとは限りませんし、会話ができているからといって意思がないわけではありません。

 

その意思決定を支援するのが後見等業務です。

 

とかく、この選択がいいんだと先回りした代行決定をしがちですが、あくまでも意思決定支援がメインであることを忘れてはいけませんね。

 

さてさて、

 

子育てって、いろんなことを学ばせてくれますね。

私は浄土真宗本願寺派の寺の住職でもあるので、先日、京都旅行で息子を初めて本山に連れていきました。

 

長い時間チャイルドシートに入れられて行きたくなかったかな?楽しいかったかな?

 

宿の夕食で火に近づかないかヒヤヒヤ先回り。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ成年後見ブログ~

任意売却(終活編)

2023年2月3日

 

先日、とある高齢者施設に本人確認に行ってきました。

 

このご時世ですから、玄関先で、ガラス戸越し。

 

耳が遠いので、トランシーバーの小さいやつみたいのを使って会話します。書面を見ながらなので、筆談に近いですかね。

 

それを受けて、本日、弊所で不動産売買の決済でした。

 

内容は、高齢のお父様から息子さんが実家を購入し、その売買代金を使って実家を担保にお父様が借りていたお金を返済するというもの。いわゆる任意売却ですね。

 

話は2か月ほど遡り、お世話になっている方からご友人のことで相談にのってあげて欲しいというもの。ご実家は石川県ですが、ご自身のお住まいは神奈川県。相談はZoomを使って。これもご時世。

 

聴くと、お父様が事業で作った借金があり、今のように細々と返済していっても到底返済しきれない額になっている。債権者である金融機関と話したところ、いくらかまとまって返済してくれれば抵当権を外してくれるというもの。おそらく競売にかけてもメリットを感じないんでしょうね。

 

この間、金融機関と当職が打ち合わせを重ね、本日を迎えました。

 

事業をしていた方が亡くなり、配偶者や子が多額の借金を相続するという話は決して珍しくありません。とても返済できないので相続放棄を選択するということも。相続放棄をすれば思い出深い実家を手放すことになります。

 

今回このような方法でご実家を守ることができました。

 

将来、実家に戻ることも頭に置いているそうです。

 

生前に、このように綺麗にしておくって大切だなって思いましたね。

 

これもまた1つの終活ですかね。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ不動産売買ブログ~

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