泣いたあとは個人再生(民事再生)

2016年11月28日

また、泣かせてしまった。

 

ちょっと狙ってるところもあるような。悪いやつである。

 

 

相談の中で、女性が泣かれるのは、やはり離婚。そして債務整理(借金問題)である。

 

今回は後者。

 

借金問題は、もしかしたら身近な人にほど相談しにくい問題である。

 

一人思い悩み、一人ネットを検索する日々。

 

しかし、プロではありませんから、出てくる答えが、自分にとって正解かがわからない。

 

我慢できなくなって、ネットの検索の延長線上で、東京の弁護士事務所に相談・依頼してしまうということもあるのではなかろうか?

 

それが一概に悪いとは言わない。

 

身近な人に相談しにくい、近所の弁護士事務所・司法書士事務所に相談しに行くのは人目が等の抵抗があるのも理解できる。

 

でも、せめて実際に面談を受けた上で、依頼しましょう。

 

でないと、泣けないじゃないですか。

 

泣くことが目的ではありませんが、泣くことで間違いなくスッキリします。

 

話せたことでスッキリします。

 

 

今回のご相談は、個人としてはかなり高額です。

 

生活費を補うために始まった借金。

 

20年近く、ご主人に詳しい借金のことは内緒にしてきました。

 

数年前、弁護士の無料相談会で相談しましたが、ご主人に内緒で手続きをとることは無理であると告げられ、どうしても勇気が出せず、さらに借金は膨らみました。

 

今回、再度勇気を振り絞って、うちに来てくださいました。

 

それが、先週の金曜日。

 

借金の額からすれば、自己破産がまず思い浮かびます。

 

しかし、ご自宅がご自身名義(一部)。住宅ローンあり。

 

これでは、ご自宅を手放さないといけません。

 

それが無理であれば、個人再生(民事再生)である。

 

この方法であれば、住宅ローンを除く借金を5分の1まで圧縮できる(下限100万円)。返済はゼロにはできないが、ご自宅を守ることができる。

 

しかし、この方法もご主人に内緒ということはできない。

 

金曜日の面談時に、勇気を出してご主人に打ち明けることを勧める。

 

週末にご主人に話してみる、と。

 

ご主人はきっと驚かれるであろう。

 

その額だけを聴けば、不安になって怒り出すかもしれない。

 

しかし、その借金が生活費を補うために膨れ上がったこと、個人再生の手続きをとれば、月々の返済額がかなり圧縮され、ご自宅を守ることもできること。

 

これらをご理解頂ければ、漠然とした不安ではなく、見通しを持って前を向ける。

 

 

 

そして、本日。

 

どうでしたか?

 

主人に話せました。と。

 

そして、お前が、悩み一人で調べて、相談に行って出した答えであれば、協力すると言ってくれたそうです。

 

そりゃあ、泣きますよ。

 

 

 

”Carpe Diem”(カルペ・ディエム) ラテン語で今を生きるの意。

 

重い荷物をここで下ろして、今を生きるのです。

 

だから、司法書士法人カルペ・ディエムにはベンチがあるのです。

%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%81

 

※ 記事に関連したサービス内容

  借金問題

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ債務整理ブログ~

%e5%9c%b0%e8%94%b5

 

皆さん、帰る頃には上を向いていますから、気づかないかもしれませんが、

 

上向き地蔵も見守っております。

 

ねっ。

 

過払請求も得意なんです。今さらですが。

2016年10月14日

personal_image21

本日、過払い請求が和解をみた。

 

過払いとは、利息の払い過ぎのこと。

 

かつて、消費者金融や信販系の会社のキャッシングは18%を超える違法な利息を取得していた。

 

これが10年ほど前の最高裁で、それは違法だから、払い過ぎた利息は返さないとだめだよという判決がでた。

 

これを機に、一気に起こった過払い請求(不当利得返還請求)。

 

バブルが起こった。

 

司法書士、弁護士業界で。

 

一部で。かなり大きな一部で。

 

 

私が、司法書士法人カルペ・ディエムの前身である路(みち)法務司法書士事務所を立ち上げた5年半ほど前は、バブルは過ぎ去っていた。

 

とはいえ、その残り火みたいなものはあって、

 

独立当初に自作したHPでは、過払い請求(債務整理)が、推しのサービスとして上位に置いたものである。

 

今はどうだろう?

 

司法書士業界、弁護士業界の、それぞれ過払い請求の雄が、テレビCMを未だにしているくらいだろうか?

 

東京の弁護士事務所が数日、相談会を開きますよというようなCMも最近では見なくなったような。

 

スポーツ紙でポツポツ見かけるかな。

 

うちのリニューアルしたHP内の個人の皆さま向けサービスでも、その位置づけは下の方。

 

 

でもね。これだけは言っておきたい。

 

過払い請求は、かなり得意だということを。かなり上手です。

 

最近の能ある鷹は爪を見せびらかすようです。キラっ。

 

必要と判断すれば、訴訟も辞しません。(時間も含めた費用対効果で判断)

 

私が独立する直前まで勤めていた事務所は、朝から晩まで、消費者金融に電話をかけているような事務所でしたから。

 

本日もほぼ満額で和解できました。(97%)

 

訴訟実費に該当するくらいは譲った感じです。

 

相手はあの過払いバブルを生き抜いた大手たちです。正直安心して請求できます。回収するまでに潰れたらどうしよう?という心配はありませんから。

 

あのCMでも言ってると思うんですが、過払請求には時効があるんですね。

 

完済してから10年経つと請求権が消えちゃうんです。ご注意ください。

 

%e5%82%b5%e6%a8%a9%e5%9b%9e%e5%8f%8e

最近、こんな本を読みました。

 

記事にも出た信販系の会社の新人OLさんの債権回収の奮闘記。

 

とても面白く、最後グッときます。

 

私が、その過払い請求ばっかりしていた勤務時代。いつも思ってました。

 

電話の向こうの担当者ってどんな人だろう?

 

辛くないかな? いやっ、辛いだろうって。

 

仕事とはいえ。

 

よく分からない正義感をかざした司法書士や弁護士や(補助者)に、悪者にされて。

 

 

※ 記事に関連したサービス内容

借金問題

Contact Us

ページトップへ