遺言執行者の選任申立て

2023年11月1日

寺の住職もしている私は、2か月ほど前に寺のHPを作成しました。

そして、その1か月後には寺の一大行事がありまして、それに忙殺されてました。

そっちのHPで住職としてのブログを更新していました。

はい、こちらのブログ更新怠慢の言い訳です。

 

 

さて、司法書士業務のネタ。

 

うちの司法書士くんが、「〇〇先生の遺言執行の件、しれっと終わってました。」と。

 

へえ。

 

何の件かと言いますと、〇〇先生は行政書士さん。

 

こんな相談を1月ほど前に司法書士くんが受けていました。

 

お客さんが公正証書遺言に従って遺贈を受けたいんだけど、遺言執行者さんが高齢で辞退しているんです、と。それで〇〇先生が遺言執行者になれないかなというもの。

 

そこで、うちの司法書士くんが準備に取り掛かったというわけ。

 

家庭裁判所に「遺言執行者の選任申立て」です。

 

今回は、公正証書遺言の中に既に遺言執行者が指名されています。

 

したがって、その方が辞退したことを証する書面が添付資料として加わります。

 

それで新執行者に〇〇先生を候補者に挙げて申立てをします。

 

その選任が無事されたというのが、しれっと終わっていましたの意。

 

公正証書遺言作成にあたっても、公証人はこの執行者は高齢だから避けた方がいいよとは言わないでしょうね。

 

自筆証書もより緩和される方向があるみたいですが、ご自身で作成される場合は尚更ですが、誰が遺言執行者に相応しいかをよくよく検討する必要はありそうですね。

 

文案の作成支援は司法書士にお任せください。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ遺言作成支援ブログ~

 

被後見人さんの空き家に入ってみる

2023年10月12日

石川県は細長い県です。

弊所が後見人になっている被後見人さんの実家が金沢から1時間半はかかるところにあって、被後見人さんは金沢の病院に入院中。

ご家族が亡くなったのを機会に市長申立ての形で申し立てられたのを受けて弊所が就任。

実際にその実家に帰ることが難しいこと。現金をつくる必要から実家の売却が必要になってきます。

それで、就任後初めて実家に行ってきました。

誰もいない家。

ポストに大量の郵便物。

市からは事前に鍵がかかっていないことは確認済み。

全体の写真を撮ったあと、中へ。

人が出てきたままの形で残ったふとん。

食事をしていたであろう食器。

薬ぶくろから薬が飛び出していた。

何か相続財産の手がかりが見つかればよかったのですが、そうはいかず。

そっと家を後にして、市役所へ相談。続いて地元の不動産屋さんへ。

成年後見の仕事は、ちょっと異質。

事務的な登記業務と違って、生活臭がする。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ成年後見ブログ~

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