国際テロリストの会社設立

2019年2月18日

「暴力団員か照会 公証人大忙し」

 

という見出しの記事が今朝の日経に載っていた。

 

そこまで大忙し??と若干疑うが、何のことかと言うと、株式会社を設立する際、定款という会社内のルールを決める。決めるだけじゃなく、公証人役場で認証を受けないといけない。

 

この定款認証の際に、会社の実質的支配者(株主)が暴力団員、国際テロリストではないことを公証人に申告して、審査を受けるのである。

 

審査の結果、「暴力団員」「国際テロリスト」ということが判明すると、認証を受けられない、つまり株式会社は作れないということになる。

 

記事によると、これまで、反社会的勢力と同姓同名の人が200人ほどいて、その照会に大忙しということらしい。

 

この申告書は、我々司法書士が作成するので、我々は、会社設立の依頼者さんとこういう会話をする。書面も残す。

 

大事な依頼者さんと。

 

「○○さんは暴力団員ではありませんよね?」

 

「国際テロリストではありませんよね?」

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

「はい(笑)」

 

国際テロリストというところがいい。必ず、そこで笑いになる。

 

たまにいる強面な依頼者さんにも国際テロリストじゃありませんよね?とセットで聴けるのでいい。

 

「どうして私が国際テロリストじゃないって分かるんですか?」

 

「そうですね、信じるしかありません(笑)」

法律相談・困りごと相談(石川県金沢市の司法書士法人カルペ・ディエム)

 

 

※記事に関連したサービス内容

株式会社設立

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ会社設立ブログ~

日本・金沢を好きになってくれる台湾人が

2019年2月13日

朝一、台湾人のご夫婦が会社設立のご相談に来られ、午後から元中国人の方が裁判のご相談に来られた。その横で、パートナー司法書士が被相続人が韓国人の方の相続書類を見ている。

 

随分、アジアな日、インターナショナルな日だ。

 

さてさて、その台湾人ご夫婦の案件。実に面白そう。

 

まず、不動産を購入するに当たって、宅建士、司法書士、土地家屋調査士が絡む。

 

続いて、会社を設立するので、司法書士が。

 

在留資格をとるので行政書士が、事業計画をしっかりしたものにしようと税理士が絡む(予定)。

 

今回のビジネスに必要な許可も取るので、別の行政書士が絡む。

 

士業だけで、5士業。

 

ある意味、規制大国日本ってところか?

 

全体のコーディネートという感じで、県庁の職員さんにもご協力頂いている。台湾と金沢の架け橋に。

 

という訳で、本日は、その初顔合わせを当事務所で。既にフェイスブックのグループで海をまたいで打ち合わせをしている。すごい時代だ。

 

集まったのは依頼者の台湾人ご夫婦。県庁の職員さん。在留資格のための行政書士さん。とある許可のため別の行政書士さん。そして司法書士の私。

 

ミーティングスペースに人が溢れている。

 

異国でビジネス。たぶん正直面倒くさい規制の壁を一つ一つ越えていく。依頼者さんの行動力って尊敬の一語。

 

依頼者さんのご希望であるゴールに向かって、その道その道のプロが集まり、適宜有用な情報を提供していく様は、見ていてとても気持ちいいい。

 

小松空港の税関を通る際のアドバイスとか、聴いていて面白かった。

 

日本・金沢を好きになってくれる台湾人が1人でも多くなるお手伝いが出来たらとても幸せだなって思います。

 

頑張ろう。

 

 

※記事に関連したサービス内容

株式会社設立

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ会社設立ブログ~

Contact Us

ページトップへ