役員変更と任期管理

2016年10月13日

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本日朝、お世話になっている公認会計士の先生から、とある法人さんの役員変更登記+αのご紹介・ご依頼を受けた。

 

設立年月日を見ても、ある程度歴史のある法人さん。

 

とすれば、お付き合いのある司法書士もいように。

 

実際いた。

 

が、役員改選時期を見落として、代表者さんのご期待に応えられなかったという経緯があったとのこと。

 

シクっ!

 

胃のどこかが、鈍く痛む。

 

法人さんの役員の任期管理は、確かに、司法書士の仕事である。

 

と、言えなくもない。

 

気を付けねば、と自戒するも、明日は我が身という心配も頭をよぎる。

 

 

法人の中でも、1番多いのが株式会社であろう。

 

最近の多くの株式会社は任期を10年としている。

 

10年に1度の任期管理というのは、中々手強いなというのが実感。

 

私が独立する前の勤務時代なんかは、月の初めに事務所備え付けのファイルを開いて改選時期が来る会社をチェックするというのが、新人(補助者)の仕事だったものだが。

 

その頃は、2年とか、4年とか、まだその辺が主流でしたから。

 

 

では、役員改選時期を逃してしまい、登記を怠ってしまったらどうなるか?

 

まあ、気づいたときに後から登記しないといけないわけだが。

 

別方法はここでは割愛。

 

原則、過料(罰金みたいなもの)が課せられる。

 

代表者個人に。

 

しかも、経費にならないから、代表者のポケットマネーで。

 

故に、司法書士を叱りたくもなる。分からないわけではない。

 

故に、シクっ。

 

会社を設立する際に、役員の任期についてはアドバイスする。

 

もしある役員を辞めさせたいという事態が起こっても10年は辞めさせられません。

 

解任という方法もありますが、登記簿上も解任の文字が残ってしまい、あの会社なんかゴタゴタがあったのかな?と探られたくもない腹を探られることも・・・・

 

それが2年毎ならそのリスクはかなり軽減されます。

 

と、ね。

 

それでも10年を選択される方が多いですね。

 

1番は、そもそも1人でやるから、揉めるということがない。

 

取締役2人でも1人は妻だから大丈夫さ。  (大丈夫・・・?)

 

仲間同士だし大丈夫。  (今はね・・・)

 

(    )の中は私の心の声ではありません。

 

でも、これだけは言えます。

 

役員変更登記は、司法書士にお任せ下さい。

 

前回は自身や従業員さんにやらせたかもしれません。法律改正で株主リストなんていう添付資料も加わり、マイナーチェンジが起きてます。

 

たまに、司法書士に会ってくれませんか?

 

結構、役に立ちますよ。

 

※ 最後に余談。本当に余談。

 

布石って言葉ありますよね。元々、囲碁から来てるらしいけど。

 

小説や映画で、布石(ヒント)が散りばめられていて、クライマックスで一気に回収。

 

点と点が繋がって、ああやられたというあの感動。

 

昨日のブログを読んで下さると分かるんですが、私、ほぼ1日事務所を空けてまして。

 

その間、パートナー司法書士に、時間があったら21世紀美術館に行って、金魚(アートアクアリウム)観てきていいよって薦めてたんですよ。強めに。

 

でね、本日、お昼休み(かなり超過してたけど)に、「金魚見てきていい?」とパートナーに。悪びれず。明日までだったんでね。

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とってもよかったですよ。観に行って。

 

今、残業して、契約書作成してますけどね。。。

 

※ 記事に関連したサービス内容

  役員変更

  税理士

社長という生き物(契約書作成偏)

2016年10月12日

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昨日、パソコンに向かっていると、スマホが鳴る。

 

僕の周りにある電話は、ガラケーとスマホと、固定電話である。

 

法人化して転送する必要がなくなった今、このスマホに電話をくれるのは、あの先生か、あの社長さんだけである。

 

不思議と分かるもので、やはり、あの社長さんから。

 

「契約書を作って欲しいんだけど」

 

いつものように、コピー用紙の裏紙を手元に引き寄せると、見ていたかのように、会って話したいとのこと。

 

電話でビジネスモデルを説明するにはややこしい話らしい。

 

「じゃあ、明日、敦賀まで来てくれないか?」

 

あの社長さんは名古屋の会社の社長さんである。

金沢に本社があるときからのお付き合いで、名古屋に本店を移した後も、こうやって契約書の作成やら会社登記のご依頼がくる。

 

最近では2週間ほど前に2通契約書を作成したばかりである。

 

なぜ、敦賀か?

 

名古屋と金沢の中間点だから。

 

非常に合理的である。

 

社長という生き物は合理的なのだ。思考と決断が早い。そしてそれを相手にも求める。少なくともそれを良しとする生き物である。

 

多くはである(個人的見解)。

 

ややこしいんで下準備をしておいてくれ、という意味であろうか?同時にメールが届く。

 

今回の取引先である中国の企業から送られてきた案内が添付されていた。

 

同じ内容のようだが、中国語と英語で書かれた2種類。

 

迷うことなく、英語の方を選択。

 

訳して理解しよう!

 

こう見えて私は英語が得意。

 

だった。(大学受験生の頃までは) 話せないことは今と変わらないが。

 

ビジネス英語だからだろうか? ボキャブラリをクリアすれば何となく内容は理解できた。

 

アメリカに留学経験のあるパートナー司法書士と限られた情報の中で理解を深める。

 

とりあえず下準備は完了。

 

 

本日、朝、出勤して、パートナーに事務所のことをお願いしてから出発。

 

こうやってほぼ1日事務所を空けても安心、というのが法人化した最大の喜びの1つ。

 

往復280㎞。

 

セルフのスタンドに寄って、ガソリンを満タンに。コンビニに寄って、アイスカフェラテを購入。

 

下準備が終わっている以上、気分はもはやドライブである。

 

高速に乗れば、いつもはつけないカーステレオをポチっ。

 

Superflyが小気味よく何かを蹴っている(個人的感想)。

 

時間を調整しながら2時間。

 

敦賀駅近くの年季の入った喫茶店で、2時間ほど打ち合わせ。

 

下準備のおかげで飲み込みは悪くなかった。

 

素案を今週末までに欲しい。

 

ねっ、社長という生き物は、何かと早いだろ?

 

それに応えたいと思うのが、司法書士という生き物である。

 

 

※ 一方、

 

残してきたパートナー司法書士に託した本日最大のミッション。

 

21世紀美術館へ向かえ!(明後日までなのだ)

 

LINEでミッション完了の写真

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美しいものを観て、心豊かにしておくことは司法書士には大切である。

 

と、ちょっと本気で考えている。

 

なぜ業務時間中か?

 

単純である。平日の方が空いているだろうから。

 

僕たちは、司法書士人生を大いに楽しむために、石川県で初めて司法書士法人を設立したのだ。

 

”Carpe Diem”

 

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