成年後見人と司法書士法人化のメリット

2016年10月19日

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数日前も、関係業者の方に、「事務所を司法書士法人に変えてどうです?メリットって何ですか?」という質問を受けました。

 

司法書士事務所のような、基本少数精鋭で臨む事業においては、一人一人のパフォーマンスに依るところって多いと思うんですね。

 

であれば、これから増える(であろう、はず)のスタッフさんが活き活きと働けるのは?って考えると法人がいいよ、って僕なんかは思います。

 

その他、支店が出せるとか、不動産売買の決済が安心とか、他にも色々あるんですが。

 

エンドユーザーである依頼者さんにとって、と見ると、間接的なメリットと言えるかもしれません。

 

なので、この質問を受けると、分かりやすくパッと答えられないんですね。たぶん、ピンと来ないというか。

 

 

昨日、郵送でしたらから、正確には本日、成年後見人選任の申立てをしました。

 

成年後見人というのは、認知症等で判断能力が欠けることが常態化した方に代って財産を管理する法定代理人のことをいいます。

 

ご家族を成年後見人にというケースも多いですが、

 

成年後見人を選任する家庭裁判所は、我々士業のような第三者を成年後見人にという傾向が強くなっています。

 

その担い手である士業の状況は?

 

平均年齢60歳以上なんて士業はざら、地方であればその傾向はより顕著ではないでしょうか?

 

成年後見人を必要とするケースは、何も認知症等の高齢者に限りません。

 

障害のために若くして、後見人を必要とするケースもあります。

 

その財産を管理する立場にある成年後見人が彼らより早くに亡くなるということは、出来れば避けたいわけです。

 

が、人、つまり自然人の命は有限です。

 

法人であれば、この有限性を超えることができる。100%でないにしても。

 

司法書士法人カルペ・ディエムは、司法書士金氏克弥でなく、法人として成年後見人になれます。そして、複数のマンパワーで対応できます。

 

おそらく、これが、分かりやすい、エンドユーザーにとっての法人化の直接的メリットです。

 

※ 記事に関連したサービス内容

  成年後見申立

空き家と相続と司法書士

2016年10月18日

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午後、よしっと思い立ち、「空き家」へ。

 

とある企画をパートナー司法書士に任せて、事務所を後に。

 

彼女は、私が思いついた訳の分からないこと(本人は至って真剣)を形にしてくれる天才である。しかも、めちゃくちゃ早い。

 

 

本編は「空き家」

 

私は、相続財産管理人の案件を抱えている。あっ、相続財産管理人って、相続人がおらず亡くなった方の財産を、最終的に国に帰属させるまで管理する人のことね。

 

家庭裁判所で選任されます。

 

その財産の中に自宅がありまして。さあ、これをどうしましょう?ということです。

 

その最終的判断をしようと、ご自宅いわゆる「空き家」に行ってきました。

 

勿論、既に何度も行ってます。

 

まずは、スーツからデニム、ジャージに着替え、軍手、マスクを装着。

 

人が入らない家が傷みやすいって、あれ本当ですね。

 

不思議ですけど、事実です。

 

そして、この「空き家」問題は、おそらく全ての自治体が抱えている近々の問題。

 

昨日も、埼玉だったと思うんですけど、情報番組で、畑を荒らすアライグマが取り上げられていたんですが。

 

そのアライグマ、40年くらい前にペットで飼われていたものが逃げて、今ではすごい数に増えちゃったんだと。

 

たぶんラスカルのせいだ(若い人知らない?)。

 

年間で3500匹も捕まえるのに解決しないと。

 

なぜか?

 

ねぐらになっている空き家で対策がとれないからなんだって。

 

空き家なんだから、がっと壊しちゃえばいいじゃんという訳にもいかない。

 

ここは日本。民主主義の国。資本主義の国。モノに対する所有権は絶対である。大切に保護している。

 

行政でもその所有者の意向を無視するわけにはいかないのだ。

 

当の本人たちも、壊すにも費用がかかり、売りたくても買い手がつかない。相続登記を放置したために、そもそも所有関係が明確でないなんてことも。

 

そういえば、午前、とある信金さんのお偉いさんと雑談をしている中で、有効に使える土地がいっぱいあるんだけど、相続登記が終わってないところが多いんだよな、って話してました。

 

ご依頼下されば、協力できることはいっぱいあるのに。って話してたところです。

 

このご依頼下さればってとこが、現実には難しいんですよね。

 

多くの人が、相続登記をしておいた方がいい。

 

少なくとも、子や孫の世代にやらせてはいけないって思ってると思うんですよ。

 

そんな漠然とした気持ち悪さを抱えながらも、日々の忙しさから後回しになっていく。若干でも費用はかかるし。

 

でも、もし思い立ったら、余力があるなら、

 

ご自身の代で相続登記を終わらせ、スッキリして下さい。

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※ 記事に関連したサービス内容

 

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