アルファベット記載の印鑑証明書で足りる?(中国人編)

2022年4月28日

スピーキング イングリッシュ?

 

ノー ソーリー

 

依頼者である中国の方とのやり取り。少し落ち込む。。

 

日本語ペラペラの中国人従業員さんが通訳して、打ち合わせは進む。

 

近々ある決済の準備。

 

売主さんは中国の方。ここでは「毛沢東」としておきます。

 

登記簿の権利者の欄を見ると、日本の住所と「毛沢東」が記載されています。

 

日本に住所を置いているので住民票、印鑑登録していれば印鑑証明書も取得できるわけです。

 

不動産売買の売主は権利証の他に印鑑証明書が必要になります。

 

登記簿上の住所・氏名と印鑑証明書の住所・氏名で同一人物と把握するわけです。

 

そしてこの人が実印を押しているので、本人の意思が強く推定されるということなんですね。

 

で、

 

印鑑証明書を見ると「Mao Tse-Tung」としか書かれておらず、毛沢東の記載がないんですね。

 

ここで疑問。

 

登記簿上の「毛沢東」さんの印鑑証明書として「Mao Tse-Tung」としか書かれていない印鑑証明書で足りるのか?

 

同一人物と言えると疎明できているのかな?

 

「Mou  Takuto」と、日本人なら読むであろう記載もされません。

 

考えたのは、やはり何か資料を足さないといけないんじゃないか?

 

例えば、印鑑証明書をとった後で住所を移してしまったという場合、印鑑証明書に住民票をプラスするとOKということになっています。それに近いなって思ったわけです。

 

でね、考えたわけです。

 

この方がこの不動産を購入した際には、登記簿上の住所・「毛沢東」と書かれた住民票があったはずだ。だから登記できたんだろうって。

 

そのときの住民票とれるの?と自治体に確認したらとれるって。へえ。

 

それでいけるんじゃないかな?って思った訳。

 

時間もなかったので、法務局にも照会しておきました。

 

法務局の回答は自治体の回答よりちょっとあとで、しかも拍子抜けない回答。

 

委任状に「毛沢東」と「Mao Tse-Tung」が併記されていたらそれでいいよ。と。

 

えっ、そうなん。

 

最初こんなことも考えていました。

 

「Mao Tse-Tung」の印鑑証明書に「毛沢東」と記載してもらう。そのためには外国人の在留カードに「毛沢東」と記載してもらう。その在留カードを使って印鑑証明書に記載してもらう。この流れは、この分野に強い行政書士さんのアドバイス。動く準備もしてくれてました。

 

これらは不要になったわけです。依頼者さんの負担も軽減できてよかった。

 

勉強になりましたね。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ不動産売買ブログ~

「司法書士法人」の代表役員兼「宗教法人」の代表役員

2022年4月25日

役員変更登記が完了しました。

 

うちでも初めての役員変更登記です。

 

宗教法人の代表役員の変更登記。

 

法律上任期がないので、頻繁に起こらないんですね。

 

株式会社の代表取締役の変更登記ができれば基本的にはできます。

 

株主総会議事録と取締役会議事録に相当するものを本山に提出して、証明書を頂きます。

 

その証明書が添付書類となって法務局に申請します。

 

定款に相当する規則も必要になります。

 

 

まあ、私自身の登記なんですね。

 

3月20日に、宗教法人「信光寺」の代表役員に就任しました。

 

これで「司法書士法人」の代表役員兼「宗教法人」の代表役員です。

 

規則では住職が代表役員になります。

 

この住職の変更に責任役員さんや門徒総代さんたちの同意が必要になります。この同意書が先の議事録に相当するものですね。

 

で、

 

住職になるには、本山から「教師」の資格が必要になります。

 

「教師」の資格と言っても、教員免許ではありません。

 

教師というのは、僧侶の模範となる者のことを指します。

 

僧侶になるには得度が必要になります。

 

これらには試験があり、その試験を受けるにも資格が必要で、その資格をとるのに合宿(世間的には所謂修行をイメージするもの)。

 

イメージと言ったのは、うちの宗派は浄土真宗でして所謂修行という概念がないからです。習礼ですね。

 

龍谷大学を出ていない私は、仕事をしながらそれらを一つ一つクリアしていかないといけないので時間がかかってしまいました(本当はもっと早くできたでしょう)。

 

完了した登記簿を見ると、先代の父の就任日も記載されています。

 

分かっていましたが、私より若い就任でした。

 

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ住職ブログ~

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