年の瀬と消滅時効

2019年11月29日

先週末から今週にかけて、ホームページを通じて債務整理のご相談が増えています。

 

当職が約9年前に独立する直前に勤務していた司法書士事務所は債務整理中心の事務所でしたから、債務整理のご相談にのることは抵抗もなく、どちらかと言うと、得意な方だとは思うのですが。

 

過払い請求バブルが過ぎ去って久しく、事務所のメイン業務ではなくなっていますね。正直。

 

しかし、相談に来られる方の悩みは大きく。

 

私たち専門家からすると何でもないと思えることが、分からない、不安ということでその悩みが大きくなってしまっているケースもありますね。

 

持ってきたのは、数日前に裁判所から届いた支払督促。

 

家族が心配して相談に来られました。

 

中身を見ると、既に消滅時効が成立している模様。

 

同封されていた異議申立書の書き方を5分ほど手ほどき。

 

提出すれば、おそらく相手は取り下げますよ。と。

 

みるみるうちに安心した表情になってきます。

 

これからも届くと思うんですよね、という心配した声に。

 

1番してはいけないことは、裁判所からの郵便に怖いからといって放置してしまうことです。と最後にアドバイス。

 

 

 

相談者さんが帰った後。

 

報酬もらえなくてごめんね、とスタッフたちに。

 

10分ほどの面談ですからね。誰からも文句は出ませんでした。

 

社会貢献的な側面ってあるんですよね。司法書士には。

 

あんな安心した表情されたら、文句も出ませんよ。

 

 

それにしても、借金問題の相談が増えるのは、年の瀬が近いからですかね?

 

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ債務整理ブログ~

 

 

依頼したい司法書士がいるから

2019年4月4日

数年前相続登記をご依頼された方が、電話を下さって。

 

「○○債権回収会社から督促が届くようになって、法的措置をとるというようなことまで書いてあるんやけど」 と心配そうな声。

 

時間があったので、今からお宅に伺いますよということで訪ねて確認。

 

既に時効が成立していることが明らかだったので、消滅時効を援用(主張)する内容証明を書くことで受任。

 

どこかの無料相談で、司法書士を紹介しましょうか?と言われたそうですが、「知ってる司法書士がいますから」と断って電話を下さったそうだ。

 

あの相続登記でもいい仕事したからなー、と曖昧な記憶を自負(笑)。

 

本日、債権回収会社から電話があり、時効の中断事由もないので、時効成立で処理しますよ、と事務的な回答で終了。

 

”司法書士? あっ(ピカっ)、あそこ” と思い出してくれるのは嬉しいものです。

 

そして2度目の期待に応えることができたことも。

 

 

 

今日、別の方から電話。名前で誰だかすぐに思い出せる。

 

以前、不動産売買のご相談を受けた方。

 

おっ!? 仕事になるか? と瞬間思ったが、既に司法書士が決まっていて、心配だからセカンドオピニョン的に相談にのった方。

 

2・3アドバイスして、特に報酬も頂かなかった。

 

でも、とても喜んでくれたのを覚えている。

 

先日、たまたま街で見かけ、彼も私に気づいた表情だったので会釈をしたら、数日後、やっぱり督促の相談で電話がかかってきた。

 

後日、面談して、アドバイス。

 

やっぱり、報酬を頂くほどでもなかったので、いいですよって言ったら、どうしても払いたいと仰ってくれたので、後日相談料の請求書を作成した。(久しぶり)

 

で、本日、それとは別に不動産登記のご依頼の電話。

 

不動産屋さんから、司法書士を紹介しましょうか?と言われたが、使いたい司法書士がいるからと断って電話をくれたそうだ。

 

”司法書士? あっ(ピカっ)、あそこ” と思い出してくれるのは嬉しいものです。

 

そして3度目の期待に応えることができることも。

 

 

※記事に関連したサービス内容

債務整理

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ消滅時効ブログ~

 

Contact Us

ページトップへ