訴訟と調停が終結

2020年1月16日

本日は、朝から裁判所。

 

昨年後半に受任していた訴訟案件が連続して終了。

 

1つは登記関係の訴訟。

 

昨夕判決が出ました。

 

登記をするには2週間の確定期間の経過が必要です。

 

 

もう1つは、調停案件。

 

とある施設で怪我をしたことを原因とした損害賠償案件。

 

来週中に3回目の期日を控えていましたが、調停外で合意ができたので、「調停に代わる決定」を出してもらって終了。

 

大企業故でしょうか? 誠意あるご対応を頂いたと思っています。

 

調停ですから、どちらかが100%の勝利ということはありませんが、怪我の治療にかかった実費と慰謝料を若干加えた額を支払ってくれるとのこと。

 

これらは、司法書士が代理できる140万円の範囲内の争いです。

 

多くは数十万円。

 

そこから司法書士の報酬が払われる訳ですから、その額の小ささが推測できるのではないでしょうか?

 

手間ばっかりかかって儲けの少ない訴訟案件を受任できるのは、うちのスタッフが登記業務をちゃんとみてくれるからです。

 

儲からないけど、やらないといけないことが、地方に住む司法書士にはあると思っています。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ裁判ブログ~

 

 

分割弁済完済にみる借主の良心

2019年12月2日

今は、預金の出入りは、スマホのアプリでチェックする時代。

 

本日、確認すると、〇〇〇〇、15,000円入金の文字。

 

 

話は2年以上前に遡る。

 

個人間でのお金の貸し借りの相談を受ける。

 

貸したことは間違いないが、親しい間柄で、証拠と呼べるものが少ない。

 

とは言え、訴訟も前提に、貸した方から受任。

 

内容証明郵送から始まり、任意の交渉を進める。

 

借りた方も、証拠ないだろうとか突っぱねる訳ではないが、一括で返済することは難しいということで、分割で返済する内容で和解が成立。

 

和解書を作成し、当事務所の管理口座に毎月返済することに。

 

それを毎月確認し、定期的にうちの成功報酬を差し引いた額を、依頼者さんに入金していく。

 

ときに支払が滞りつつも、当初の約束からは時間がかかったが、本日完済。

 

依頼者さんに最後の入金。

 

「長らくお世話になりました」という言葉も頂けました。

 

借りたものを返すのが基本。

 

ちゃんとそれを守った人を私は尊敬します。

 

ときに厳しいことを申し上げることもありますが、本当に尊敬します。

 

和解は、債権回収は、その良心にかかっている部分が大きいと言えますね。

 

長らく、おつかれさまでした。

 

 

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