“Come Back Home”

2020年11月6日

本日は、金沢で決済。

 

終了とともに中能登町へ。約60㎞ 1時間。

 

目的は、住宅用家屋証明書取得のため。売買の物件が中能登町だから。

 

役場には幼なじみがいたり。

 

 

 

10日ほど前の話。

 

とある仲介業者さんから電話。何度かお仕事をさせて頂いているが、それほどお付き合いが深いわけでもない。

 

「〇〇さんの売買の件で、見積が欲しいんですけど」

 

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「〇〇さん? 売買ですか?」

 

「〇〇さんが、司法書士は金氏さんにお願いしてと言われたんですが」

 

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あっ

 

私が個人事務所を司法書士法人カルペ・ディエムに法人化した際、新聞が結構大きく取り上げて下さって、

 

その記事の中に中能登町の寺の出身というところも強調されていたりして、

 

それを読んで連絡下さったのが〇〇さん、4年前の話。

 

ご自身も、ていうか、ご夫婦で中能登町出身で親近感を感じて下さったとのこと。

 

そのときは、相続のご相談でした。

 

 

今回は、売買。

 

中能登町にお家を購入。

 

若いころ金沢に出てきて、80代でふるさとに戻る。

 

やっぱり、ふるさとがいい。そうだ。

 

なかのと相続相談室のアイコンはこれ。

 

サブタイトル(私が勝手につけた)は、”Come Back Home”

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ相続ブログ~

 

 

 

医療法人と理事長の不動産売買

2020年7月8日

法務局から電話がかかってきた。

 

うちの司法書士くんが頭を抱えて、声のトーンが落ちていく。

 

「確認して折り返します」と、電話を置く。

 

本棚に向かっていき、分厚い六法を手に取り、パラパラとめくっていく。

 

デスクに戻ってきて、何やらググっている。

 

「何? どうしたの?」と尋ねると、

 

「医療法人〇〇の不動産売買の件で、県の特別代理人選任の許可証をつけなくていいの?と法務局が言ってきたんですが」

 

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・・・・・・・・・

 

「何それ?」 私

 

申請中の不動産登記に、医師個人から同人代表の医療法人に不動産の所有権を移転した登記がありました。

 

こういうのを利益相反って言います。

 

よくあるのは、代表取締役個人から会社に不動産の所有権移転。

 

こういう場合、取締役会議事録や株主総会議事録を付けていくんですね。ゆえに、今回も、医療法人の理事会議事録を付けていきました。

 

自信満々で。何の疑いもなく。

 

それを、特別代理人選任って何だ? しかも県の許可って。

 

調べると、確かにその制度はあったんだけれど、平成28年に廃止されている。

 

今は、先の通り、理事会議事録を添付すればよい。

 

ホッとして、司法書士くんに言う。

 

「法務局にガツんと言ってやったらいいよ。その制度、廃止されてますよ。理事会議事録だけでOKでしょ!!」と。

 

受話器をとり、力強くリダイヤルする司法書士くん。

 

「その制度は・・・」

 

「では、お願いします」 ガチャ。

 

「どうだった?」

 

「古い六法見てたそうです」(苦笑)

 

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「おいっ」

 

もし、今回、法務局の指摘通りだとしたら、おそらく取り下げることになったであろう。それは不動産売買にあって、司法書士としては許されないミスである。

 

胃がキュンとくる、チクッとする。

 

「勘弁してよ」と、既にホッとしているので、大笑いした。

 

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ不動産売買ブログ~

 

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