相続に見る人の繋がりの不思議

2021年10月13日

現在、所有者不明土地問題がクローズアップされています。

 

その原因の一つに相続登記が進んでいないということで、相続登記が3年以内にしなさいという法律も制定されています(施行はまだ)。

 

石川県公共嘱託登記司法書士協会は所有者不明土地問題の解消に向けて、「長期相続登記未了解消作業」に取り組んでいます。

 

私もメンバーの一人です。勿論、うちの司法書士くんも。

 

具体的には、30年以上所有権に関する登記がなされていない不動産の現在の所有者を捜索する作業。

 

登記簿上の名義人の戸籍を取得し亡くなっていれば、相続人を確定するまで戸籍を収集し、相続関係図を作成し、法務局に納品する作業です。

 

最終的な相続関係図がどのようになるかは始めるときは分からないのです。

 

今回、私が担当したもので、最大は相続人が50名を超える勢いです。

 

皆さん、相続は放置せずに早めに相続登記してくださいね。

 

それにしても、

 

この登記簿上の人がこの世に生まれなかったら?

 

・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・

 

少なくとも50人はこの世に存在しない。

 

この1人1人がその人生で巻き込んだ人たちの数を考えると膨大なものになりますよね。

 

人の繋がりの不思議を感じますね。

 

命の大切さを感じますね。

 

ちなみに、

 

2021年 10月12日

 

私、父親になりました。

 

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ相続ブログ~

「おひとりさま」って何だろう??

2021年9月17日

「おひとりさまの何かあるやろ?」と相談者さん

 

ミーティングテーブルの上には、先日の相続セミナーの資料がのっている。いくつか書き込みも。

 

先日の相続セミナーでは、所謂お一人様を対象にしたお話のボリュームは小さかった。

 

相続は家族によって違う。

 

たくさん相続人がいる場合、相続人がいない場合では当然ながら違う。

 

相談者さんはお一人様の相続のお話をもっと聴きたかったようだ。

 

デスクに戻ってパソコンを覗くと、以前にしたお一人様を対象にした相続セミナーの資料が残っていた。プリントアウトしてミーティングテーブルに戻る。

 

「これはいかがでしょう?」

 

「ほら、やっぱりあった、笑」 嬉しそうです。

 

相続で言えば、遺言です。誰に何を渡したいのか?渡したくないのか?

 

自身の今後ということであれば、任意後見契約、尊厳死宣言書等が重要になってきます。

 

そのへんの話をすると、とても満足頂けたようです。

 

 

本日、やはり別件で、この任意後見契約と尊厳死宣言書の作成認証に立ち会ってきました。

 

これらは公証役場で作成認証されます。

 

所謂お一人様です。

 

いわゆる、です。

 

元同僚が、友人が、病のご友人を想って相談に来られたのがスタートでした。

 

そして相談者さんである友人が後見人になりました。簡単に引き受けられることではありません。本当に頭が下がります。

 

依頼者さんは、本当に「お一人様」なのだろうか?

 

立会をしながら、何となくそんなことを考えていました。

 

 

~石川県金沢市の司法書士が繋ぐ相続ブログ~

Contact Us

ページトップへ