中国人名で登記するには?

2017年9月28日

一日の多くを事務所の外で過ごす私は、相談をスマホのメッセージで受け取ることがある。

 

本日、最後に戻ったのは、17時過ぎ。

 

その間の報告をスタッフから受け、指示を出したり、一緒に考えたり、大笑いしたりする。

 

ひとしきり終わると、今度は、私が持ち帰った相談を披露。

 

今回は、近日ある不動産売買の買主さんが中国人で、漢字で登記できるのか?という仲介の不動産屋さんからの相談。

 

最近、法人登記でこんなことがあった。

 

日本にない漢字だったので、うちの左脳司法書士くんがその外字ではオンライン申請は無理と判断し、書面申請でその漢字を使って申請したところ、出来上がった登記簿謄本には簡単になった日本の漢字が。。。

 

おいおい、と東京の法務局へ電話。

 

2、3のやり取りの結果、日本にない漢字では登記できないことが判明。

 

依頼者さんにも確認して、その漢字で問題ないという回答を頂いたので、一件落着。

 

 

その経験を踏まえて、うちの左脳司法書士、右脳司法書士が何やら動き出す。

 

17時30分を過ぎている。うちの定時は18時。

 

その時間帯と言えば、本日の終業を計算に入れた動きをしているはず。

 

その手を止め、調べ出す。

 

PDF化されたパスポートを、大きくプリントアウトしたパスポートを目を細めて見ている。

 

そもそもどんな漢字?

 

手持ちのPC技術を使って解読していく。

 

名前は漢字で3文字。結論から言うと、そのうちの1文字は日本の漢字に置き換えられないものと判明。

 

じゃあ、カタカナでいくしかない。

 

何て読むの?

 

調べていく。

 

うちの左脳司法書士くん・右脳司法書士さんはえらい。

 

うちの親指司法書士は、小腹がすいて、指についていたラスクの粉を舐めていたけど。

 

いい事務所だなって思う。

 

依頼者さんのご希望の実現に、ちゃんと同じベクトルを向くことができる。

 

 

※記事に関連したサービス内容

不動産売買

 

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簡易裁判所の訴訟代理人の意気込み

2017年9月27日

午後から、リフォームトラブルの訴訟代理人として簡易裁判所に。

 

受付け備付の法廷の予定表に目を通す。

 

もちろん弁護士バッジを付けておらず、司法書士バッジも付けていない。

 

まあ、司法書士バッジを付けていても、あれが司法書士バッジと認識してくれる人がどれだけいるか?

 

受付の女性。

 

「分かります?」

 

・・・・・・・・・

 

「ハイ、〇〇法廷のようです」

 

「〇〇法廷は2階だから、まだ時間あるよ、あちらにほら自動販売機があるから」

 

・・・・・・・・・

 

「ありがとうございます」

 

消費者金融への過払請求訴訟のブームが過ぎ去り、司法書士の訴訟代理人としての関与率は下がってる聞く。

 

それでも、私は、求められるなら簡易裁判所の法廷に代理人として立ちたいと思う。

 

とりあえず、自動販売機でジュースは買わず、法廷へ。

 

開廷15分前。

 

時間があったので、お隣の法廷の予定表を見ると、書記官に見覚えのある苗字。

 

小っちゃな小窓から覗いて見ると、高校までの同級生が黒い服来て、裁判官の前に座っていた。一段低いとこ。まじめな顔をして。

 

頑張ってるなって、嬉しくなりました。

 

よっしゃあ、俺も頑張るかあ!

 

と意気込んで、隣の〇〇法廷へ。

 

裁判官が入って来る。

 

目が合う。反対側の被告席に目をやる裁判官。

 

裁判官「あれ、被告代理人欠席なの?」

 

書記官「あっ、ハイ」

 

(・・・・俺の意気込みは?)

 

日本の裁判は、口頭主義を取っているが、実質書面のやり取り。欠席しても答弁書を出していると陳述したものとみなしてくれる。これを陳述擬制っていう。

 

じゃあ、陳述擬制ということで。

 

裁判官「せっかく、原告代理人は来てくれてるので2・3質問しようかな?」

 

そんな感じで簡単に第一回目の期日は終了。

 

次回期日を決め、それまでに準備して欲しいことのレクチャーを受ける。

 

 

先にも言いましたが、求められるなら訴訟代理人やっていこうと思っています。その前提として幅広く法律相談を受けていこうと思ってます。

 

この同時刻に、登記書類を作成・申請してくれている、成年後見人としてソーシャルワーカーと相談してくれている、敏腕司法書士たちに囲まれているので。

 

※記事に関連したサービス内容

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